1年の汚れを落とす大掃除のコツを、お掃除のプロであるマスターライフオーガナイザー 木村由依さんに教えてもらいます。第2回では掃除道具の選び方と管理方法について、今回も目からうろこの豆知識が盛りだくさんです。


第1回では、少しでも楽に、少しでも楽に簡単にお掃除をしていただくために、「思考の整理」についてお伝えしました。今回は効果的な大掃除をするために必要な「道具」についてご紹介します。

ゴム手袋は好みにあったものを使うべし

たまってしまった汚れは見るのも触るのも嫌なものですが、避けては通れません。ゴム手袋はギトギト油汚れ、ヌルヌルのヌメリ汚れ、洗剤や冷たい水など、見た目が汚いと感じてしまう汚れもちゅうちょなく触れる際のガードとなってくれます。

ゴム手袋は掃除の味方

とはいえ、手先が不自由、中が蒸れて手が不快など、ゴム手袋を好まない方は多いです。今回はゴム手袋の使い方と管理の方法をご紹介します。

まずは、自分の好みに合った肌触りのモノを選びましょう。今では様々なタイプのゴム手袋が販売されています。私は薄すぎず・厚すぎないもの、使い捨てではないものを使っています 。

ゴム手袋を使用する際には、裾の部分を少し折り曲げ、輪ゴムなどでとめておくといいでしょう。こうすることで、手袋を伝って洗剤や水のしずくが肘に垂れてくる! ということがなくなるんです。ちょっとした工夫で不快感を減らせますよ。

裾を折り曲げて輪ゴムでとめる

ゴム手袋の管理について、使い終わったら裏返しにして雑巾と一緒に洗濯してしまえば、次回も気持ちよく使えます。実はかつて私もゴム手袋が苦手でしたが、掃除のプロとして働く今では、的確に汚れを落とすためのマストアイテムとなっています。     

ブラシは毛足の長いものを選ぶべし

お掃除というと「使い古しの歯ブラシ」を活用されている方も多いと思います。しかしながら、歯ブラシを使って掃除をしてきた人の中には「毛足が短く思うように汚れが届かない」「狭い場所でヘッドがぶつかり隙間に入り込めない」など、うまく活用できないでいる人も多いのではないでしょうか。

毛足の長いものを選ぶべし

そもそも歯ブラシは口の中に適した道具ですから、掃除の際に不都合を感じるのは当然かもしれませんね。今まで便利に使いこなせている方を否定しているわけではありませんが、実は私は歯ブラシを使わない派。お掃除には、ある程度毛足の長さとコシのあるブラシがあると、大小様々な場所で活用できます。 なぜなら毛足とコシがあるブラシは、細かい場所にヘッドが当たることなく、毛足だけが入り込んで汚れをかき出してくれるからです。

汚れをかき出すには毛足の長さも重要

メラミンスポンジは固形石鹸サイズにカット

水だけで汚れが落ちるメラミンスポンジ。使い方をちょっと工夫すると更にいい働きをしてくれます。

その工夫とは、「固形石けんや名刺入れぐらいのサイズにカットして使う」ということ。スポンジを小さくカットして使っている人が多いのですが、実はこれ、本格的な掃除のときにはNGです。小さなキューブサイズで消しゴムのようにゴシゴシするのでは、効率が悪くて疲れてしまいます。

メラミンスポンジは大きめにカットしよう

 

スポンジの持ち方は、親指を左側面にあてがい、4本の指をスポンジの上部に乗せるイメージです。パソコンでマウスを操作するくらいの力で握りましょう。

メラミンスポンジの持ち方

汚れは角の部分ではなく広い面の部分でなでるように拭き取ります。面の部分をつかうことがポイントです。

           

雑巾は数枚を使いまわすべし

お掃除に欠かせないアイテムである雑巾ですが、その管理に困っている方は、意外と多いもの。 特に汚い雑巾をどこにおけば良いのか分からない人のために、簡単な解決方法をご紹介します。

雑巾の枚数について、お掃除をするときは一枚の雑巾を使いまわすのでなく、最初から10枚程度の数を用意します。雑巾は「水拭き用」と「から拭き用」に分けて使うことがポイントです。掃除中は雑巾をすすぐ作業ですら手間に感じてストレスになるので、ある程度の数を使いまわす方が作業の効率がよいですよ。

雑巾は10枚程度を用意しよう

掃除が終わった後は、軽く水洗いをします。後は洗濯機へ投入し、洗濯洗剤・除菌のための塩素系漂白剤も入れてスイッチオン。洗濯機任せで済みますし、まとめて洗った方がすすぎの回数も減らせます

脱水後は洗濯物を乾かすように天日干し。紫外線による殺菌効果も期待できます!乾いたらキレイに畳んでまとめて収納すれば、管理は簡単。この際に裏返した使用済みのゴム手袋も一緒に洗濯をしてしまえば一石二鳥です!

最後に、掃除をする前にやっておいたほうがいい一手間をご紹介します。それは、第1回でご紹介した「ホコリ・髪の毛・ゴミを最初に取り除く」ということ。掃除の最中にブラシや雑巾に絡んでしまったホコリや髪の毛にストレスを感じる方は多いと思います。ブラシや雑巾など道具を使う前に掃除機で吸い取ってしまうことがポイントです。浴室など水回りであれば水で洗い流して排水溝へまとめてしまうといいですね。このひと手間で、掃除のストレスを軽減しましょう!

道具の手入れ、管理の仕組みを知っておくことは、お掃除を快適に取り掛かるための重要な要素です。自分にとっての「不快」に目を向け、改善するだけでお掃除がやりやすくなったという方は意外と多いです。使いやすい道具をキレイに保つひと手間が、掃除をする上でとても重要なんですよ。

【次回は「洗剤」についてご紹介します】

<著者プロフィール>
木村由依(きむら よしえ)
クリスタルミューズ代表、日本ライフオーガナイザー協会所属 マスターライフオーガナイザー。お掃除オーガナイザーとして、ハウスクリーニング、オーガナイズ(片付け)、講師の3サービスを実施中。お客様に「心地よい暮らし」を得ていただくためのお手伝いをしています。「もっと早く学んでおきたかった!」と評判の講座や個人レッスンは、一生もののスキルです。一緒にお掃除の基礎を学んでみませんか?
Blog「木村由依のクリスタルな日々」HP「女性のためのハウスクリーニング クリスタルミューズ」