数年前のジンギスカンブームとはちょっと違う?

「北海道で知らない人はいない! 」と言うほどの人気を誇る松尾ジンギスカン。創業54年のジンギスカンメーカーで、道内には7店舗を展開し、通信販売も行っている。そんな同店がついに昨年11月、道外初の店舗を東京・銀座にオープンした。

北海道以外では初の店舗となった「松尾ジンギスカン まつじん 銀座店」。個室もあり、無料で利用可能

東京では、数年前に大ブームを巻き起こしたジンギスカンだが、その時は、味付けしていないラムを焼き、タレをつけて食べる"焼肉スタイル"の店舗も多かった。一方、松尾ジンギスカンはしっかりタレに漬け込んだマトンやラムを焼き、そのまま食べる「味付き」スタイル。日本式の焼肉と韓国式プルコギのように、似てはいるがかなり異なる食べ物なのだ。

松尾ジンギスカンでは、タレに漬け込んだ羊肉を中央で焼き、周りでは野菜を"煮る"スタイル

松尾ジンギスカンのタレは、創業時に10年かけて開発したという逸品で、地元産のリンゴや玉ネギなどを使った秘伝の生ダレを使っている。そのおいしさは、ジンギスカンという料理を北海道に根付かせたと原動力といわれるほど。甘辛いタレのしみた羊肉は、クセもなくやわらか。ごはんもビールもどんどん進む。

そして、ジンギスカンと言えば円形の中央が少し盛り上がった独特な形の鍋も特徴。これに関しても同店は長年研究し、改良を続けてきた。5代目となる現在の鍋は、中心が盛り上がり、円周状と放射線状に溝が走る。そしてフチには深い溝がある。この溝部分に野菜を入れ、タレをかけて煮るようにして加熱していく。中央部分では、羊肉を焼く。すると、その肉汁とタレが溝に流れていき、こうすることで野菜がよりおいしくなるという。「煮る」と「焼く」の両方の調理法で楽しむのが、松尾流のジンギスカンなのである。

溶き卵や北海道産ワサビが味を引き立てる!

また、ピリッと辛い北海道産の山ワサビ「雪わさび」、北海道産の「酒井さんちの元気卵」といった脇役がジンギスカンを引き立ててくれる。卵を溶いて焼いたジンギスカンと絡めればすき焼き風に、そこにすりおろしたワサビを添えればピリッとした清涼感があり、食べ飽きないおいしさが楽しめる。そして最後には煮汁にうどんを入れて煮込み、中央部分で焼いて焼うどんのように食べるのが同店のオススメだ。

昨年11月にオープンした「松尾ジンギスカン まつじん 銀座店」では、そのジンギスカンを、単品と食べ放題で楽しめる。イチオシは、北海道でも人気というお値打ち「100分間食べ飲み放題」。メインのジンギスカン用羊肉の種類によって価格は異なり、「ラム」は4,500円、「特上ラム」は4,800円、「ラムリブロース」は6,800円となっている。各メニュー共に、野菜やごはん、雪ワサビ、卵、締めのうどんまで付いていて大充実。ちなみにラムとは、羊肉であるマトンのうち、生後1年未満の仔羊肉を言う。肉質がよく、独特の風味も控えめで食べやすい。

「100分間食べ飲み放題」イメージ

その他単品では、「特上ラムジンギスカン」(1,280円)、「ラムリブロースジンギスカン」(2,200円)以外に、「ラムステーキ」(700円)、「ラムのたたきカルパッチョ」(1,200円)、「ラムベーコンといろいろキノコのガーリックソテー」(1,000円)といったジンギスカン以外のラムメニューも多く揃える。

羊肉には鉄分や亜鉛、脂肪燃焼に役立つカルニチンも多く含まれるといい、ヘルシー感もある肉なのだ。毎日、北海道滝川市にある本社工場から直送されるジンギスカンで、おいしく健康的な新年会はいかがだろうか。