一本買いしたまぐろを余すところなく調理

「焼津漁港直送 まぐろ専門 トロバカ」店頭

ふぐ料理専門店「玄品ふぐ」などを全国に展開している関門海が東京・田町に新業態となるまぐろ料理専門店「焼津漁港直送 まぐろ専門 トロバカ」をオープンした。同社ではまぐろの水揚げ量が日本一とされる静岡県の焼津港を中心に、紀州勝浦や境港、銚子、房総勝浦などからまぐろを"一本買い"して直送して仕入れているのが特徴だ。中でも焼津港のものは、自社でまぐろ漁船を所有する創業300年の老舗大卸が漁獲したものを直接仕入れる体制を構築した。さらに加工ルートにおいても、中卸などを介さずに独自にカット&加工することで、一本買いながらリーズナブルな価格を実現。現在、夜の客単価は4,500円前後で推移している。

メニューはいろいろなまぐろの部位を食べ比べることができる「トロバカ盛り」(2,480円)や、まぐろの身を大胆に輪切りにした「まぐろ輪切り食い」(3,480円)などが人気を博している。他に「目玉の煮つけ」(880円)や「皮ポン」(380円)など、まぐろの頭から尾、皮、心臓部位、ホルモンまで、余すところなく提供する。

「トロバカ盛り」(2,480円)

「まぐろ輪切り食い」(3,480円)

同社広報担当者は「当社では2年前から本格的にマグロを取り扱い始めました。高度な専門性をもつ集団として成長し、独自の仕入れルートも開拓できました。そういったノウハウを生かした業態が今回の『トロバカ』になります」と説明する。同社では短時間で解凍しながら高品質を保持する特殊な解凍技術も、他店との差別化になっているとコメント。

「生まぐろ丼・バカ盛り」(2,700円)

ランチではランチ激戦区・田町において、非常にインパクトのあるメニューをラインナップ。ランチ用にトンボまぐろを1本買いして漁港から直送し、「生まぐろ丼」(並500円~)を提供。卓上に設置した4種の特製ダレ(とんがら醤油、もろみ醤油、コクごま、甘辛韓風)で味わってもらう。サイズは並、大盛、特盛の他に、ご馳走感のあるトロ盛や総重量2kg以上のバカ盛り(2,700円)まで揃える。

一方、夜の宴会コースでは生まぐろの解体ショー(トンボマグロ1本5万円~、みなみマグロ、本マグロは時価・要予約)も実施する。宴会人数によって、まぐろ1本を全部食べきれない場合は、半身を店側が買い取ってくれるので、解体ショーを実質2万5,000円から行うことが可能となっている。歓送迎会などの各種イベントの味方となってくれる心強い店の登場だ。

●店名: 「トロバカ」
●住所: 東京都港区芝5-13-10 2F
●TEL: 03-5418-1010
●営業時間: 11:30~15:00(14:30L.O)、17:00~23:30(22:30L.O) 土日祝17:00~23:30(22:30L.O)
●定休日: 無休
●予算: 夜4,500円
●席数: 60席
※営業時間等のデータは、取材時のものです