小さかった子どもが、気づいたら高校生に……! 子育てって本当にあっという間。大学生と高校生の2人を育てる、イラストレーター・よしだゆうこさんによる育児エッセイ漫画です。

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面談のたびに「外に出ません(=外で遊べ)」と言われる問題は小学生になっても続きました。昼休みは週3回、クラス全員が一緒に遊ばなければならない決まりがあり、当番が遊びを決めます。当然ながら鬼ごっこやボール遊びなどの校庭で体を動かすものばかりです。

これがまあ、長男にとってはなかなかの苦痛で……。

昼休みは集中して絵を描きたいのに、半ば強制的に苦手な運動をさせられる。体育の時間なら仕方ないですが昼休みなのに! と、私も面談で担任と衝突しました。

そして学年が上がり、小4の面談でも同じことを言われ……

かと思ったら新しい担任は「?? 教室で遊ぶのって何か変ですか??」というスタンス。本当は外で遊んでほしいけど……というニュアンスも一切なくごく自然に、自由ですよ?? という感じでした。幼稚園の年少から数えて7年間、とうとう教室にいることを受け入れられて、実はこの時は涙が出そうになるほど安堵しました。

絵が好きな子も、運動が好きな子もいます。どちらが正しくて、どちらかに合わせないといけないはずもない。ただ、運動が苦手でマンガばかり描いていた長男は、間違いはないのですが少数派でした。そのため、どうしても我慢するシーンがあったんですね。

この先生のおかげで小4以降は平和に過ごし、中学入学後はみんなで運動する機会もなくなりインドアやりたい放題になります。

男の子は運動するべきだ! と押し付けなくて良かったと本当に思います。