これまで、就活の面接時において好感をもたれるための様々なノウハウをお伝えしてまいりました。小技やテクニック的なものも多かったかと思います。
今回は、もっともっと初心に戻って、戦略やテクニック以前の根本的な好感度についてお話させていただきます。
それは日々の生活において、どのような場面でも潜在的に求められるものです。ぜひ皆さんとご一緒に考え、私たちそれぞれが自らを検証していけたらと思います。
清潔感と清潔の違い
「今のあなたは『清潔感』があると思いますか?」と質問されたら……、皆さんはまずご自身のどのようなポイントをチェックしますか?
・顔を洗ったか?
・お風呂に入ったか?
・シャワーを浴びたか?
・シャンプーをしたか?
・洗濯した服を身につけているか?
・クリーニングに出した服を着ているか?
・靴は磨かれているか? ……
ざっとこんなことをお考えになるのではないでしょうか? そして、きっと多くの方がクリアできているかとは思います。
そう、これらは確かに「清潔」という観点からの正しいチェック法であり、人と会う際にとても重要なことなので、身だしなみマナーの基本中の基本として守るべき事項となります。
では、「清潔感」となった場合はどうでしょうか?
前項がすべて整ってはいても、なぜか清潔に見えない、どことなく不潔感が漂ってしまう……という残念な見栄えになるのが、この「清潔感」のほうを疎かに考えている場合です。
こちらも事例を挙げていきましょう。
・ボタンが取れかかっている
・シャツの袖口から糸が出ている
・服にシワが入っている
・シャツにシミがついている
・靴の底が減っている
・靴下の指先の生地が薄くなっている、穴が開いている
・爪が伸びている
・髭のそり残しがある
・髪がボサボサしている ……
いかがでしょう? 体も服も靴も「清潔」にしているはずなのに、こういったちょっとしただらしない部分が見えてしまうと、途端に「清潔感」を失ってしまうのです。
面接の前日、当日、直前にぜひじっくりと確認して本番へ向かいましょう!
就職活動でもビジネスでもデートはもちろん、人の視界に入る際は、ベースとなる「清潔」だけでなく、「清潔感」を整えておくことを忘れないようにしてくださいね。
好感度を上げるためには「清潔」+「清潔感」が必須です!