いろいろな飲食店が提供している“朝用メニュー”を食べ比べてみる企画。今回は、うどんチェーン「本場さぬきうどん 親父の製麺所」の「朝定食」を頂きます。

  • 本場さぬきうどん 親父の製麺所

「親父の製麺所」は、東京・神奈川のJR駅構内で展開しているうどん店。運営元の「めりけんや」はJR四国旅客鉄道のグループ会社としてさぬきうどんの製造販売・店舗直営をおこなう香川県の企業です。

筆者が今回訪れたのは、JR秋葉原駅の改札内にあるフードコート「Tokyo Food Bar」内にある店舗。駅構内のフードコートってけっこう珍しいし便利ですから、秋葉原駅に寄ったことがある人は見たことがあるかもしれませんね。

  • Tokyo Food Barの入り口

  • 「朝定食」を知らせる看板。おっと、隣の「モーニングカレー」も気になるが…

店内の雰囲気をチェック

入店してみますと、フードコートということもあってけっこう広い! うどん以外にも蕎麦、カレー、カフェなんかも併設されています。朝ということもあってお客さんは少なめですが、昼夜はけっこう混みそうな雰囲気です。

  • フードコート特有のまったり感

新聞や文庫を読みながらくつろいでいるおじさまたちもけっこうおられますね。けっこうまったり朝を楽しめる“穴場”な空間なのかもしれません。

どんなメニュー?

ではでは、「朝定食」に早速ご登場いただきましょう! いでよ! ドーン!!

  • キター!

朝定食は、メインの「かけうどん(小)」にご飯、納豆、そして生たまごという構成になっておりまして、価格は420円。注文できる時間帯は、店員さんに確認したところ開店から朝10時まで。他店舗では時間が異なったり、提供されていない店もあるようなので、詳細は各店舗に問い合わせてみましょう。

ちなみにネットの情報では、海苔やお漬物が付いていたこともあったようなのですが、筆者が訪れた4月10日時点の秋葉原店では有無を言わさずこの構成でした。ぐぬぬぬぬーっ!

  • 納豆

  • 生たまご

なお、「かけうどん(小)」は280円で提供されている商品なので、そこにプラス140円でご飯、納豆、生たまごをセットにしたのが「朝定食」ということになりますね。単品で頼むとライスだけで140円なので、納豆と生たまごが実質無料になる計算ですな。

コスパ良いといえば良いのですが、「かけうどん(小)」に「ご飯(白米)」が固定になってしまいますから、他のうどんを頼みたい場合や「ミニ牛丼が良かった」なんて人、はたまた「炭水化物&炭水化物」なストロングスタイルの構成が気になる人はやや躊躇してしまう可能性もありそうです。

  • かけうどん(小)

いよいよ実食ーッ

では、いよいよ食べていきましょう! うどんをすすってみますと…ふむふむ、いわゆる柔らかめでツルツルとした、讃岐っぽいおうどんです。出汁の効いた優しい汁が眠たい身体に染みわたる……。アクセントのネギもシャキシャキしてて良い。

  • 筆者「優しいお出汁が身体に染みる…」

さて、ここで生たまごを納豆に入れ……ようとして、ふと立ち止まった筆者。まてよ、たまごをどう使うかは、消費者の手に委ねられている。「納豆卵かけご飯」も良いが、「月見うどん」に味変するのも良いのではないか……。

迷った結果、かけうどんを「月見うどん」にしてみました。クリーミーさが増して“2度美味しい”感。「月見うどん」は単品350円で提供されている商品なので、さらにちょっと得した気持ちになります。

  • 生たまごを後入れで味変

最後に、納豆をご飯にかけていただきましょう。ご飯はけっこう大盛り感あり。納豆はシンプルなしょうゆだれです。ご飯はけっこう固めに炊いてあるので、うどんを「おかず」にご飯をいただくのもアリですね。

  • 納豆ご飯

温まりたい朝に良いぞ

ということで、「親父の製麺所」の「朝定食」を体験してみました。ワンコイン以内で朝からお腹いっぱいになれますし、優しいお出汁で癒やされたい朝には良さそうです。食べ終わってからゆっくりできる雰囲気も良いですね。

さらなるバリエーション選択ができるともっと良いと思うのですが、まあでも「朝飯だからこれで良いんだよ」の異論も認められる範囲内かもしれません。次回は「月見うどん」にせず「納豆卵かけご飯」にしてみようと思います。