扶桑社は、書籍『問題未満』(野澤幸司著/1,650円)を7月2日に発売した。本書はニュースで取り上げられることのない、取るに足らない「問題」を取り上げている。

  • 『問題未満』(野澤幸司著/1,650円)

著者は、『妄想国語辞典』シリーズでも知られる野澤幸司氏。本書は、それほど問題視してこなかったあれこれを勝手に顕在化させ、世に問うてみよう、という考えから生まれた一冊だ。

野澤氏の独断と偏見で集めた問題にするほどでもない問題の数々から、今回はついうなずいてしまう共感ネタを抜粋して紹介する。

■ロープ際問題

ロープ際問題
夫婦関係、理詰めでコーナーに追い詰めても何も生まれない。

  • ロープ際問題

著者コメント
むかしの職場の同僚にいたんです。すごい大学出てすごく頭が切れるんだけど、相手を論破しないと気がすまないやつが。ある時そいつが新婚の奥さんと喧嘩したらしく、「理詰めでロープ際まで追い込んでやりましたよ」と満足気に話しているのを見て、これは危ないな、と思ったら案の定、すぐに離婚しました。いちどの口喧嘩には勝ったけど、そいつは気づかない間にKO負けしたんだと思いました。

書籍『問題未満』(著:野澤幸司/扶桑社)

ここでは紹介しきれなかったネタが、本書で多数紹介されている。気になる方はぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。