いざプレゼンをしようと思っても、どうしたらいいか分からない……! 人の心をつかむスキルって、どうやって身に付けたらいいの!?

2月9日に発刊された、プレゼン、企画提案、営業が苦手な人のための一緒にゼミを受けて学ぶコミックエッセイ『マンガでわかる プレゼン・資料作成』(監修:高橋惠一郎、漫画:あきばさやか、編集:リブロワークス、KADOKAWA刊)から、一部をご紹介します。(※高橋惠一郎さんの高ははしごだか)

イラストレーター・あきばさやかさんといっしょに、プレゼン専門のコンサルタント・高橋惠一郎先生に学びましょう! 全5回の連載、第4回は「プレゼンを成功させるために必要なもの」です。

プレゼンを成功させるために必要なもの

  • 『マンガでわかる プレゼン・資料作成』(KADOKAWA刊)より引用

  • 『マンガでわかる プレゼン・資料作成』(KADOKAWA刊)より引用

  • 『マンガでわかる プレゼン・資料作成』(KADOKAWA刊)より引用

  • 『マンガでわかる プレゼン・資料作成』(KADOKAWA刊)より引用

  • 『マンガでわかる プレゼン・資料作成』(KADOKAWA刊)より引用

成功するプレゼンの3 要素

プレゼンの成功には、3つの要素が求められます。これらの要素を高めればプレゼンの成功率はグッと高まります。ここではまず、プレゼンに必要な要素を分解し、説明していきます。

プレゼンを成功に導くために必要な要素は、以下の3つに分類できます。

  • 『マンガでわかる プレゼン・資料作成』(KADOKAWA刊)より引用

人間力・伝達力・内容力はすべてプレゼンに必要不可欠な要素であり、それぞれの要素のかけ算で成功率が高まると考えましょう。

世の中には、「伝達力が一番重要だ」という風潮がある程度存在しますが、その風潮の一因となっているのが、メラビアンの法則にまつわる誤解です(マンガ参照)。

  • 『マンガでわかる プレゼン・資料作成』(KADOKAWA刊)より引用

聞き手が変化するステップ

プレゼンとは、自分の考えを伝えて、聞き手に変化を求める行為であると定義しました。その「変化」のステップを、聞き手側に立って考えてみましょう。

「聞き手の心理的プロセス」

プレゼンを通して聞き手に行動に移してもらうまでには、聞き手の中に心理的な変化のステップがあります。それは、信用→理解→納得→共感→決断→行動の6ステップです。

  1. 信用:話し手を信じられる
  2. 理解:話す内容がわかる
  3. 納得:内容を一般的なこととして受け入れられる
  4. 共感:内容を自分ごととして捉えられる
  5. 決断:自ら行動しようと決められる
  6. 行動:実際に行動する
  • 『マンガでわかる プレゼン・資料作成』(KADOKAWA刊)より引用

最初に必要な心理的プロセスは「信用」です。怪しい人の話はそもそも聞き入れられません。

聞き手が話し手を信用したら、続いてプレゼンの内容を「理解」できるか、そして「納得」、「共感」できるかを判断します。

納得と共感の違いは、自分ごととして捉えられるかどうかです。一般論として納得できても、それが聞き手にとって価値のあるものとして判断できなければ、行動を促すにはいたりません。そこで、聞き手に内容を共感してもらう必要があります。そして、人は共感を覚えるからこそ「決断」し、実際の「行動」へとつなげていきます。

なお、これらのステップは一つ飛ばしにはできないということに注意しましょう。聞き手に行動を促すには、信用から行動にいたるまでの心理的プロセスをクリアできるようなプレゼンをする必要があります。

聞き手に行動を促すために必要なこと

これらのステップをクリアするために必要なのが、成功するプレゼンの3要素、すなわち人間力、伝達力、内容力です。具体的には、信用には人間力、理解には伝達力、納得〜行動には内容力が必要です。

  • 『マンガでわかる プレゼン・資料作成』(KADOKAWA刊)より引用

3つの要素が1つでも欠けたら、聞き手を行動させることができず、プレゼンは失敗してしまいます。人間力、伝達力、内容力の3つの要素がすべて必要ということを、もう一度押さえておきましょう。

『マンガでわかる プレゼン・資料作成』(KADOKAWA刊)

  • 『マンガでわかる プレゼン・資料作成』監修 羽毛田睦土、漫画 あきばさやか、編集 リブロワークス(KADOKAWA刊)

もう一人で 絶望しない! 一発で人の心をつかむスキルが身につく!

「なんでこうなっちゃったんだろう・・・泣」という経験がある方に最適!

今すぐ使えるテクニックから、伝わるプレゼン(プレゼンテーション)の極意まで! プレゼン、企画提案、営業が苦手な人のための一緒にゼミを受けて学ぶコミックエッセイ。7日間の講義を受けて、「相手に価値を伝える」「相手を動かす」技術を身に着けよう!

■本書の特長

●マンガ講義だから、サクッと学べる
生徒役・あきばさやかさんと、高橋先生の間で進む、クスっと笑えるやりとりを見ながら、楽しく学べる。新入社員や若手社員の方にはもちろん、復職予定の方、異動した方、転職した方におすすめ。

●「自信がないが楽しいに変わる」イラスト図解
大事な考え方を豊富なイラストで解説。「発表自体以前に、企画・提案の組み立て方から変わる」ような、根幹となる概念が腑に落ちる構成。

●「ありがちな失敗・勘違い」から学ぶ!
「やっているけれど、うまくできていない」方に役立つ考え方・技術を重視。

「前日夜に資料を仕上げ、練習ができず、絶望した」
「アレもコレも入れなきゃでスライドが崩壊した」
「聞き手が虚無になる地獄の時間を作り上げた」
「失敗したら恥ずかしい!しか考えていなかった」
そんな経験がある方に最適。

マンガを読むだけで、自信がつく、仕事の成果につながる!

■本書の内容

●DAY1:プレゼンを学ぶ前に
●DAY2:プレゼンの本質を理解しよう ●DAY3:プレゼンの型を学ぼう ●DAY4:設計した内容を資料に落とし込もう
●DAY5:資料のデザインのルールを学ぼう
●DAY6:伝える技術を知ろう
●DAY7:プレゼンの極意を知ろう

『マンガでわかる プレゼン・資料作成』
監修 高橋惠一郎、漫画 あきばさやか、編集 リブロワークス
定価: 1,760円(本体1,600円+税)
発売日:2024年2月9日
判型:A5判、商品形態:単行本、ページ数:176
ISBN:9784046062789

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