高知県といえば四国地方の南部に位置し、面積は四国4県の中で最大です。太平洋に面しており、温暖な気候を活かした農業が盛んです。特に柑橘類やいちご、メロンなどの果物の生産が多く、「フルーツ王国」と呼ばれることもあります。

また、宴会文化「おきゃく」や、郷土料理「かつおのたたき」、皿鉢(さわち・きはち)料理など、地域独自の食文化が根付いています。観光資源としては、四万十川やよさこい祭りなどが知られています。

  • 高知県のライバルはどこ?

    高知県のライバルはどこ

本記事では、マイナビニュース会員400人を対象にしたアンケート調査をもとに、「高知県のライバルだと思う都道府県」をランキング形式で紹介します。

高知県のライバル県はどこ

高知県にライバルの都道府県があると思うかを聞いたところ、回答は以下のようになりました。

  • ある…54.3%
  • ない…45.8%

あると回答した会員に「高知県のライバルだと思う都道府県」を聞きました。得票数の多かった順にランキングにすると下記の通りです。

  • 1位 徳島県…23%
  • 2位 愛媛県…22.1%
  • 3位 香川県…13.4%
  • 4位 北海道…4.6%
  • 5位 和歌山県…4.1%
  • 6位 宮崎県…3.7%
  • 7位 鹿児島県…3.2%
  • 8位 静岡県…2.8%
  • 9位 青森県…1.8%
  • 9位 東京都…1.8%
  • 9位 山口県…1.8%
  • 9位 大分県…1.8%

アンケート結果によると、1位は徳島県(23%)、2位は愛媛県(22.1%)、3位は香川県(13.4%)でした。いずれも四国地方に属し、高知県と隣接しています。

これらの県は、祭り、食文化、農業などの分野で共通点が多く、比較対象として挙げられやすい傾向があります。

特に徳島県の「阿波おどり」と高知県の「よさこい祭り」は、それぞれの県を代表する祭りであり、文化面での競争意識が強いことから、ライバル関係と見なされることが多いようです。

各ライバル県の特徴と選ばれた理由

ここからはランクインした各都道府県の概要と、アンケートに寄せられた「ライバルだと思う理由」などをご紹介します。

1位 徳島県(23%)

  • 徳島阿波踊り

    徳島県阿波踊り

高知県のライバル県ランキング、1位は「徳島県」でした。高知県の東側に位置し、紀伊水道や太平洋に面した自然豊かな徳島県。瀬戸内海出口付近の海域・鳴門海峡は、潮の干満差によって大きな渦潮が見られることで有名です。その大きさは最大20~30mにも。渦潮の真上にかかる「大鳴門橋」や間近に見られる遊覧船は、徳島県における人気スポットとなっています。

高知県のライバルとして挙げられた理由には、やはり祭りもあるでしょう。「よさこい祭り」に対して、徳島県といえば「阿波おどり」。夏の5日間に渡って開催され、100万人以上の観光客が訪れる一大イベントです。グルメでは、鳴門のわかめや鯛、ブランド鶏の「阿波尾鶏」などが有名。豚骨ベースに甘辛味の豚肉や生卵がトッピングされた「徳島ラーメン」も知名度を増しています。

ライバルだと思う理由

  • 「近くて、祭りに力を入れているところが似ているから」(52歳女性)
  • 「どちらも本州から離れているので、ライバルというより、何かと切磋琢磨して盛り上げていく仲間なのでは」(43歳女性)
  • 「どちらの県にも高校野球の名門校があるので」(63歳男性)

2位 愛媛県(22.1%)

  • 愛媛新居浜太鼓祭り

    新居浜太鼓祭り

2位は「愛媛県」で、1位の徳島県とほぼ同じ得票率でした。愛媛県は高知県の北側にあり、県庁所在地・松山市は人口、経済規模で四国一の都市となっています。工業や造船業などが盛んな一方、段々畑では柑橘の栽培が行われ、柑橘類としての収穫量は愛媛県が日本一を誇ります。

愛媛県ならではの観光地には、広島県尾道市とを結ぶサイクリングの聖地「しまなみ海道」や、日本最古の温泉で公衆浴場として初めて国の重要文化財になった「道後温泉」などがあります。宇和海の豊かな恵みから作られるじゃこ天、鯛を丸ごと炊き込む鯛めしなどの郷土料理も魅力的です。

ライバルだと思う理由

  • 「近いから。愛媛県のみかんは全国的に有名だから」(49歳男性)
  • 「美味しいものが多く、気候が真逆なところなどで良いライバルなのでは」(58歳男性)
  • 「愛媛県は本州から行きやすいが、高知県は四国山地などに阻まれて行きづらい場所になるから」(53歳男性)

3位 香川県(13.4%)

  • 香川県讃岐うどん

    香川県の讃岐うどん

3位は「香川県」でした。太平洋に大きく開かれた高知県に対し、瀬戸内海に面する香川県は全国47都道府県のなかでいちばん面積が小さな県。県庁所在地の高松市は四国第2位の都市で、小さな面積に都市機能が充実しています。また、香川県の坂出からは瀬戸大橋がのびて岡山県の倉敷とを結び、物流の拠点に。本州から四国へ入る玄関口としての重要な役割を担っています。

香川県といえば、名物「讃岐うどん」も欠かせません。雨が少なく乾燥した土地が小麦栽培に適していたという由来があります。香川県独自の品種も育成され、うどん店の数も全国最多。観光地ではアートの島として注目される直島、豊島、小豆島のほか、「金刀比羅宮(ことひらぐう)」、「栗林公園」などが定番です。

ライバルだと思う理由

  • 「香川県は四国のなかで交通の便が良いから」(63歳男性)
  • 「うどんとかつお、全国的に有名なご当地グルメがあるから」(30歳男性)
  • 「高知県では雄大な自然が楽しめるが、香川県はコンパクトなだけに回りやすそう」(42歳男性)

4位 北海道(4.6%)

4位はライバル県ランキングの常連「北海道」でした。鮭、うに、ほたて、かに、ほっけなど、豊かな海の幸が魅力。豪快な海鮮丼が食べられる「函館朝市」はいつも観光客でにぎわっています。そのほかちゃんちゃん焼き、ジンギスカン、スープカレー、ラーメンなど人気のグルメは尽きません。

高知県では海や川のレジャーが堪能できる一方、北海道では大自然のなかでトレッキング、ドライブ、温泉、スキーなどが楽しめます。札幌、函館、富良野、知床、小樽など個性豊かな観光地も勢ぞろい。北海道観光の定番には「旭山動物園」、「札幌時計台」、「五稜郭」などがあります。

ライバルだと思う理由

  • 「高知県のように漁業が盛んな都道府県では、北海道が一番のライバルになるのでは」(57歳男性)

5位 和歌山県(4.1%)

高知県のライバル県ランキング、5位は「和歌山県」でした。太平洋に面した温暖な気候と、フルーツ王国という共通点をもつ両県。高知県では柑橘類、いちご、メロン、なしなど、幅広い種類の果物が栽培されているのに対して、和歌山県は生産量日本一を誇るみかんの産地です。柿の栽培も盛んで、名物に柿の葉寿司もあります。

太平洋側の地域は南紀白浜と呼ばれ、まるでリゾートのような雰囲気が広がっています。温泉や「アドベンチャーワールド」も人気です。そのほか、空海が創建したとされる高野山真言宗の総本山「金剛峯寺」や、「熊野那智大社」など3つの神社を結ぶ「熊野古道」など、神秘的な雰囲気が漂うスポットも。

ライバルだと思う理由

  • 「高知県とは海で隔てられているけど、風土が近いものがある」(49歳男性)
  • 「どちらも太平洋の荒波が打ち付ける南国のイメージがあるから」(56歳男性)

6位 宮崎県(3.7%)

6位は「宮崎県」でした。高知県、和歌山県と同様に、太平洋に面した温暖な気候の宮城県。日照時間も長く、日向夏やマンゴーなどの果物栽培も盛んです。畜産業でも、肉用牛と豚の飼育頭数が全国3位、ブロイラーが2位と存在感を示しています。地鶏も有名で、炭火焼きやチキン南蛮は宮崎県の名物料理。

ゆったりとのどかな雰囲気が漂う宮崎県には、神話の舞台という伝説も残っています。その代表的な場所が「高千穂」です。神に捧げられる舞は「高千穂の夜神楽」と呼ばれ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

ライバルだと思う理由

  • 「プロ野球など、プロスポーツのキャンプ地としてライバルなのでは」(62歳男性)

7位 鹿児島県(3.2%)

7位は「鹿児島県」でした。九州最南端に位置し、種子島、屋久島、奄美群島など、島の数も多い鹿児島県。桜島や霧島山などの活火山も多く、霧島温泉や指宿温泉などの有名温泉地もそろいます。砂むし温泉は人気の観光スポットです。

高知県が坂本龍馬の出身地であるのに対し、鹿児島県は西郷隆盛や大久保利通を輩出した地であることは有名です。日本を近代化へ向けて大きく動かした歴史があり、「旧集成館」などは世界遺産に登録されています。また、いわずと知れた焼酎王国で、お酒好きにはたまらない場所。さつまいも、黒豚、うなぎなども名物です。

8位 静岡県(2.8%)

8位は「静岡県」でした。太平洋、駿河湾、相模湾に面し、長い海岸線をもつ静岡県。日本有数の漁獲量を誇る焼津港、清水港があり、金目鯛や伊勢海老、桜えびの産地としても知られています。また、高知県名物として欠かせないかつおも、漁獲量日本一は静岡県となっています。

静岡県といえば、名峰富士山を抱え、その雄姿を間近に見られることも大きな魅力。「三保松原」や「朝霧高原」などは絶景スポットとして人気です。また、「ホンダ」、「ヤマハ」、「スズキ」の発祥の地とされる浜松市や、茶の一大産地である牧之原台地、うなぎの産地の浜名湖、名湯がそろう伊豆半島など個性豊か。

9位 青森県(1.8%)

9位は「青森県」でした。温暖な高知県に対して、青森県は全域が豪雪地帯。県庁所在地の青森市は「世界一雪が積もる都市」とも呼ばれています。両県の共通点といえば、祭りがあるところ。高知県には「よさこい祭り」があり、青森県には「青森ねぶた祭」という一大イベントが。8月に6日間行われ、訪れる観光客は300万人にもなるとされています。

9位 東京都(1.8%)

9位には「東京都」も。面積は香川県、大阪府に続く全国で3番目の狭さですが、日本の人口の10%を超える約1400万人が暮らしています。経済、政治、カルチャーの世界的な中心地で、2024年には外国人旅行者数が約2400万人と過去最高に。都心にいながら、海、川、山を身近に感じられるところも大きな魅力です。

9位 山口県(1.8%)

9位には「山口県」も。瀬戸内海と日本海に面した自然豊かな山口県は、幕末から明治にかけて名士を数多く輩出した地でもあります。高知県は坂本龍馬、山口県は吉田松陰、高杉晋作、木戸孝光らの出身地です。県の中央部には日本最大とされるカルスト台地が広がり、地下の「秋芳洞」は人気の観光スポット。名物はふぐ料理や瓦そばなど。

9位 大分県(1.8%)

「大分県」も9位でした。九州の四国寄りに位置する大分県は、「おんせん県」を名乗るほどに温泉が豊かな県です。源泉数や総湧出量は日本一で、別府や湯布院など全国的に有名な温泉地があります。また、日本最大級の歩行者専用吊り橋「九重“夢”大吊橋」、絶景の「耶馬渓(耶馬渓)」なども。関あじ、関さば、鶏天、鶏のから揚げなど美味しいものも充実。

高知県観光におすすめの季節は

次に、高知県観光におすすめの季節を聞いたところ、回答は以下のようになりました。

  • 高知県観光

    高知県観光はいつがおすすめ?

  • 1位 年間通しておすすめ…28.1%
  • 2位 秋(9月~11月)…24.4%
  • 3位 夏(6月~8月)…22.1%
  • 4位 春(3月~5月)…21.7%
  • 5位 冬(12月~2月)…3.7%

年間通しておすすめの理由

  • 「どの季節でも高知ならではのグルメを楽しめると思うので」(65歳男性)
  • 「山、川、海と自然がいっぱいで、いつ行っても満喫できると思う」(55歳男性)
  • 「四万十川、室戸岬、高知城はいつ行っても見飽きないので」(78歳女性)
    「高知競馬は年中盛り上がっているので」(51歳男性)

秋(9月~11月)がおすすめの理由

  • 「脂ののった戻りがつおを藁焼きや刺し身で堪能するなら、やっぱり秋がいいと思う」(63歳男性)
  • 「阪神タイガースの秋季キャンプが行われるから」(62歳男性)
  • 「紅葉が楽しめそうなので」(49歳男性)

夏(6月~8月)がおすすめの理由

  • 「四万十川や仁淀川がきれいで、思い切り川遊びが楽しめる季節」(47歳女性)
  • 「暑いけど、高知といえばよさこい祭りなので」(32歳男性)
  • 「室戸岬からきらきらした海と青空を眺められる」(67歳男性)

春(3月~5月)がおすすめの理由

  • 「気候が安定しているので、サイクリングやバイクのツーリングが楽しい。景色もきれいだし、ローカルフードも楽しみです」(37歳男性)
  • 「春に行ったが、この頃の四万十川がとてもきれいだったので」(56歳男性)

冬(12月~2月)がおすすめの理由

  • 「南国のイメージがあるから暖かく過ごせそう」(61歳女性)

高知県のライバルは、四国3県と南国イメージのある県

高知県のライバル県ランキングをご紹介しました。1位「徳島県」、2位「愛媛県」、3位「香川県」という結果になりました。ご自身のイメージと比べるといかがでしょうか。

上位は四国の県が占め、高知県に隣接する徳島県と愛媛県にはほとんど差はありませんでした。そのなかで徳島県は、「阿波おどりとよさこい祭り」と四国を代表する大きな祭りがあるという理由で1位に選んだ方が多かったようです。

4位以下は、ライバル県ランキング常連の北海道を除いて、柑橘などのフルーツ栽培が盛んな県、南国のイメージのある県、有名なまつりのある県などがランクイン。高知県が坂本龍馬の出身ということで、土佐藩と関わりの深かった長州藩から、山口県を選ぶ方もいました。

ライバル県ランキングを見ていると、その県がどのようなイメージをもたれているのかうかがい知ることができます。みなさんもご自身の出身地や今住んでいる場所にライバルがいるとすればどこなのか、考えてみませんか。

調査時期: 2025年10月1日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計400人(男性: 307人、女性: 93人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート