ライターの観月です。収納王子コジマジックさんが、子どもの片付けを促す、100均アイテムを使った収納テクニックを紹介していく本連載。今回は、着せ替え人形やフィギュアなど、子どもたちが何体もコレクションしている人形の収納術を実践してみます。一般的にはデスクなどで活用されている"あるもの"が、収納アイテムとして大活躍してくれました。

収納王子コジマジックより

A4の書類ケースを人形のお家にしてしまいましょう♪衣装や付属のパーツを付けたままケースの中にしまっておけば、小物を種類ごとに収納する手間も省け、すっきり縦型収納できます。

【材料】

・アタッシュケース型書類ケース


いざチャレンジ

早速、近所の100均で仕入れたのはA4サイズの厚みあるプラケース。開閉部分の色は何種類かありましたが、女の子の人形を入れるのでピンクのものをチョイスしました。

さて、今回このプラケースの中に収納したいのは木製の人形4体です。いつもはウッド調のバスケットにまとめて収納していて、それはそれでかわいいのですが、何日も遊んでいないときはホコリをかぶってしまうので、掃除が面倒なのが難点なんです。さらに、気付けばバスケットの中に3体しかなくて、1体は遊んだ場所にそのまま放置されていた……なんてことも。

収納する4体の人形

これまで使っていたバスケット収納

仲良く隣り合って並んだ人形たちをパタンと収納

持ち運びにも最適なケース

実際に収納してみたところクリアな見た目が案外かわいく、このまま持ち運んで外で遊ぶのもアリだという発見がありました。しかも、スリムなケースにきっちりと収まっているので、カバンにいれてもスペースを取りません。

子ども自身が持ち運ぶ場合は、カバンに入れずにそのままケースごと抱えると、見た目にもかわいいですよね。しかも、透明だから数が足りない場合に一目で分かるため、お出掛け先に大事な人形を忘れて帰ってしまうことも防げそうです。

このまま持ち歩いてもかわいい

もちろん、外へのお出掛けだけでなく、お部屋間の移動にも便利。リビングで遊んだ後、子ども部屋に持ち帰って所定の場所にしまうのもよし。遊んだ後にケースにしまうだけなら簡単に習慣化できるので、子どもが片付け上手になることも期待できますね。

人形の洋服や布団を一緒にしまうのもアリ!

片付けを促す際には、「そろそろお人形さんはおやすみなさいの時間だよ」の言葉をかけてあげるのもいいかもしれません。人形が身体ごとすっぽり収まる書類ケースは、ドールハウス、はたまた人形たちの布団のようなものなので、人形にごはんを食べさせたり、寝かせたりするのが好きな子どもは、積極的に片付けしたくなるはず。

また、"人形たちのおうち"と捉えて、ケース内の隙間に人形の洋服や布団を一緒に入れるのもいいかもしれません。"おうち感"が増すと、子どももなおさら「遊んだあとはしまってあげなきゃ」と思ってくれそうです。

大人用のフィギュアや雑貨収納にも応用できそう

これから先、人形コレクションはさらに増えていくことも予想されますが、この方法であれば、収納にスペースを取らないから一安心。それに、収納している人形たちがホコリをかぶって汚れることもないから、長くキレイなまま保管できる点も大きな魅力ですよね。

ちなみに、今回は子どもの人形を収納してみましたが、フィギュアやおもちゃのおまけなどの雑貨が増えすぎて困っている大人にとっても、この収納方法は有益なはず。「書類ケースに入れるものはA4サイズの用紙」という概念を取り払えば、きっと家中のいろんなものがキレイに整頓されますよ。

著者プロフィール: 収納王子コジマジック

(日本収納検定協会 代表理事 小島弘章)
片づけ・収納・住まいに関する確かな知識と実績を持つプロフェッショナルでありながら、松竹芸能で20年の芸歴を積んだ、主婦層に圧倒的な支持を受ける男性ライフスタイル系タレントのパイオニア的存在。収納に"笑い"を取り入れたセミナーが話題となり、年間講演依頼数は200本以上。著書・監修本は累計35万部を超え、2014年12月には収納と育児・教育・育成を組み合わせた "収育"を理念として掲げた、日本収納検定協会を設立。2015年10月からは"お片づけを楽しむ検定"「収納検定」をスタートさせる。そのほか収納グッズ開発やモデルルームの収納コーディネートなど幅広く活躍。フジテレビ「ノンストップ!」(毎週木曜)にレギュラー出演中。

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