神戸を代表する観光地の一つ、六甲山。そこで新しいリゾート施設「六甲山サイレンスリゾート」が誕生、さらなる開発が進んでいる。
場所は、宝塚ホテルの分館として1929年に開業した六甲山ホテル跡地。修復を手がけたのは、イタリアのデザイン界を代表する巨匠ミケーレ・デ・ルッキ氏。ミケーレ氏はイタリア郵便局やドイツ銀行ビルなどの建物のほかに、エルメスの家具や照明をはじめ、多くのプロダクトやインテリアのコレクションをデザイン・設計している建築家兼デザイナーだ。
旧館はスイーツと軽食を中心としたカフェテリアのほか、アーカイブ・ギャラリーなどの展示スペース、ミーティングルーム、プレイルーム、ギフトショップなどからなる複合施設。個室はワンちゃん連れでの利用もできるそう(有料)。
数年後には円形の宿泊棟「サイレンス・リング」ホテルが完成予定。森の中に沈み込み共存するデザイン。あわせてチャペルなども建設されるという。
併設された「空のダイニング」は、大阪・神戸・淡路島までを一望できる、野外デッキを持つレストラン。絶景を眺めながら、旬の野菜や瀬戸内海の海の幸、神戸ならではの「但馬牛」を使ったバーベキューのほか、旬の食材が味わえるカジュアルなランチコース、アラカルトメニューなどが楽しめる。
山の上のアートな展望台から見る幻想的な光景
同じく六甲山の上にある、一本の大きな樹のような総檜葺きの展望台「自然体感展望台 六甲枝垂れ」も人気のスポット。
フレームや壁、床に奈良県・吉野の森で厳選されたヒノキを使用。人気のライティングイベント「六甲山光のアートLightscape in Rokko」では、1,000万色以上の色彩表現ができるLED照明を使ってフレームを内側から照らしている。日本三大夜景といわれる神戸・1,000万ドルの夜景とともに、幻想的な光景が楽しめる。