JR西日本が3月16日に実施するダイヤ改正で、山陽本線では三原~岩国間の列車が227系に統一されるほか、平日・土休日で同一のダイヤが実施される。通常ダイヤでは糸崎発下関行とされていた下り普通列車369Mはダイヤ改正後、糸崎発岩国行の運転となる。
山陽本線は西日本豪雨(平成30年7月豪雨)の影響により、広島地区の糸崎~岩国間で通常と異なるダイヤに。山口地区の岩国~下関間も含め、土休日も平日ダイヤで運転している。これにともない、糸崎~下関間の下り普通列車369Mに代わり、白市~下関間に短縮した普通列車(7563M。白市駅18時20分発・下関駅23時50分)が運転されるなど、運転区間・時刻を変更した列車がある。広島地区の山陽本線で土休日に運転されていた快速「シティライナー」は運転されていない。
西日本豪雨の影響により、山陽本線・呉線で実施されてきた徐行運転はダイヤ改正前日の3月15日をもって終了予定。3月16日に実施するダイヤ改正で、広島地区では山陽本線三原~岩国間と呉線・可部線の全列車が227系に統一される。山陽本線では岡山・福山方面から広島方面の直通運転を取りやめ、糸崎駅または三原駅での乗換えが必要となる。
あわせて山陽本線・呉線・可部線は平日・土休日ともに同一のダイヤとなる。広島地区で土休日に運転されていた快速「シティライナー」はダイヤ改正後も設定なし。快速「通勤ライナー」が朝に下り3本(西条~広島間以外は各駅に停車)・上り2本(岩国~五日市間以外は各駅に停車)運転され、その他の列車はすべて普通列車となる。呉線の快速「安芸路ライナー」「通勤ライナー」はダイヤ改正後も運転される。
通常ダイヤでは糸崎駅を17時台に発車し、下関駅まで300km弱の区間を約6時間かけて走る長距離普通列車として知られた下り普通列車369Mはダイヤ改正後、糸崎駅17時46分発・岩国駅20時9分着の運転となり、岩国駅20時14分発・下関駅23時50分着の下り普通列車3365Mと接続する。なお、ダイヤ改正後の広島地区では、徳山駅まで直通する普通列車が下り2本・上り2本設定されている。