かつて「転職」は特別な決断でしたが、いまやキャリアを形成する一つの手段として当たり前の時代となっています。
人材の流動化、副業の一般化、多様な働き方の浸透……変わりゆく労働環境の中において新たな一歩を踏み出す転職には、当然ながら期待と戸惑いが入り混じります。中には転職後に「あれ、こんなはずじゃなかった……!」と思うような事態に遭遇する人もいることでしょう。
そこで本連載では、退職を経て転職した経験を持つマイナビニュース会員のアンケートをもとに、リアルでちょっと笑える転職エピソードを4コマ漫画で紹介していきます。
あれ、私の前職の様子って普通ですよね……?
労働基準法第三十五条には「使用者は、労働者に対して、毎週少くとも一回の休日を与えなければならない」(原文ママ)との記載があります。会社は従業員に対して毎週少なくとも1日、あるいは4週間を通じて4日以上の休日を与える必要があります。漫画のように1カ月に4日の休みだと労働基準法違反とはならないですが、それでも心身への負担は相当なことが予想されます。
また、季節性のインフルエンザで出社を強制させられても法律違反とはなりませんが、モラル的にはアウトでしょう。そして、時間外労働に対する対価が払われないサービス残業は完全な労働基準法違反です。
ブラック企業に勤めていると毎日の業務をこなすのに精一杯で、こういった労働環境における不備や矛盾に気づきにくくなりがちです。自らの身を守るという意味でも、最低限の知識は身につけておきたいですね。
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「どう働きたいか」が転職の判断基軸に
転職が当たり前の時代になった今、私たちは「どこで働くか」以上に「どう働き、どう生きたいか」を問われています。この連載が、変化の中で揺れる気持ちにそっと寄り添い、働くことの本質を考えるきっかけになれば幸いです。
転職に関するアンケート
調査時期: 2025年5月21日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 500人
調査方法: インターネットログイン式アンケート