■「車ぼこぼこ事件」発生
登校訓練中に一度あった大きなトラブル。
それは、翔太が駐車場に止めてあった車のボンネットを傘で叩いて、ぼこぼこにしてしまったというものでした。
理由は、集団登校の別の班の上級生に意地悪されたので、傘を振り回して車に八つ当たりしてしまったから。
どんな意地悪をされたのかはわかりませんが、小学校1年生の頃の息子はからかわれたり、ちょっかいを出されたりするとパニック状態になり、ギャーギャー泣き叫んでいました。そんな様子が面白いと、嫌がるようなことをされていたようで、ギャーッとなって周囲なんか目に入らず傘を振り回して車を叩いてしまったようでした。
発覚したのは、事件発生から3日後。
車をぼこぼこにされた保護者から学校に報告があり、調べた結果、息子のやったことだと判明しました。翔太に問いただしても3日も経っていたので、自分がしたことがわかっていたのかどうか。言葉で説明しても理解できない彼にくどくどと言い聞かせてもわかるはずもありませんが、そのときはいけないことをしたのだとわからせたくて、私は厳しい口調で彼を責めてしまいました。
車の持ち主は2歳上の姉の同級生のお母さんだったので、翔太を連れて親子3人で謝りに行きました。学校から連絡があったとのことで「謝りに来てくれてありがとう。悪いのはお兄ちゃんたちのほうだわね」と言われましたが、息子がやったことも悪いことなので𠮟ってくださいとお願いして、𠮟ってもらいました。
車の修理代は加入していた損害保険を使いました。何があるかわからないので、わが家には必要な保険だと実感しました。
嫌なことを言われたりされたりするとカッとなってしまう翔太。
自分で気持ちのコントロールができるようになるには何年もかかると思っていましたが、翔太が穏やかになったのは30代でした。
