• 旅行雑誌などでよく見かけるワンシーンがここ

楽しさであふれかえった新世界は、毎日がお祭り日和です。懐かしの射的場もちらほら。昭和レトロなゲームセンターは、令和の若者が集う人気スポットになっています。

閉店により「づぼらや 新世界店」のふぐちょうちんは撤去されましたが、この界隈は、ド派手な巨大看板だらけ!どこを撮っても映える、フォトスポットの宝庫です。

  • 孔雀や花が描かれた美しい天井画にうっとり

ついに、なにわのランドマーク、通天閣へ到着。ふと上を見ると、どこか見覚えのある天井画が目に飛び込んできます。これは、「OMO7大阪」で心わしづかみされた「クラブ洗粉」を手がけるクラブコスメチックスが寄贈したもの。現在の通天閣は2代目ですが、初代・通天閣のエントランスにあった天井画の復刻版になります。

見上げれば、どこかパリのエスプリさえ感じられます。なんてエレガントなの……!

やそちゃんに聞くと、「OMO7大阪」の土地には、もともとクラブコスメチックスの化粧品工場があったのだとか。そう考えると、「OMO7大阪」と「通天閣」は不思議な縁を感じますよね。

  • 「デタトコヤ」の「ビリケン人形焼きカステラ」14個入り500円

そんな通天閣の足元には、ほっこり可愛いスイーツもあります。それがこのパクっと一口サイズで食べられる、一口カステラ。言わずもがな、モチーフは幸運の神様「ビリケンさん」です。

神様を食べちゃうなんて、良いんですか? 一瞬戸惑いますが、焼きたてを食べられるとあって、テンション爆上がり。袋を開ける前からふわんと甘い香りが漂い、幸せがだだ漏れです……!

  • 蔦が絡まるノスタルジックな外観

ビリケンさんを味わった後は、純喫茶めぐりの旅へ。通天閣の真下にある「喫茶 ドレミ」へやってきました。ここは、昭和レトロブームにのっかって、若者の間で"エモい!"と大人気。中も外も「古き良き喫茶店」といった風情があり、昭和の純喫茶そのもの。タイムスリップしたような非日常感にときめきます。

  • 気になる要素がいっぱいの「喫茶ドレミ」

先ほどの「喫茶ドレミ」は王道ですが、もう1店舗、やそちゃんお気に入りの穴場を教えてもらいました。

「喫茶ブラザー」は、昭和25年創業の老舗。初めてでも入った瞬間、安らぎの場だと感じられるほっこり系です。実はここ、高橋一生さんが出演するドコモCMのロケ地にもなっていて、ひっそり高橋一生さんのサインが飾られています。

また入り口に飾られた、ミックスジュースを差し出す美女の画像は、昭和の香りがプンプン。よく見ると、初代・通天閣も写っていて、心ゆさぶられます。

  • スパワールドの階段上で、ディープな通天閣を拝む

最後に向かったのは、大阪っ子たちの憩いの場・スパワールド。ドデカイ館内には、アジアゾーンとヨーロッパゾーンの世界各国をイメージしたお風呂があって、あったか~いお風呂に入りながら世界各国を旅できます。

……ですが、今回スパワールドに来た真の理由は、お風呂ではありません。ここでないと見られない、レアな通天閣を眺めること。

どんな景色かは、あえて秘密にさせていただきますが、「こんなにもディープな通天閣があっただなんて……!!」と軽く衝撃を受けました。ぜひツアーに参加して、今まで見たこともないような通天閣を楽しんでみてください。

■【18:00】館内のレストランでディナー

  • 丸いペンダントライトが天井から吊り下がる「OMO ダイニング」

そうして、新世界をめぐるガイドツアーは終了。「OMO7大阪」へ戻りハイテンションのまま、夕食を食べにレストラン「OMO ダイニング」へ向かいます。

施設がある大阪は、かつて「天下の台所」と称されたグルメシティー。そんな大阪の街ならではの"食への感度の良さ"が、レストランでどんな風に発揮されるのでしょうか。食べる前から期待が高まります!

  • フレンチ仕込みの技が光る串カツ料理

ディナーコースは2種類。大阪の郷土料理がテーマの「Naniwa Neo Classic(なにわネオクラシック)」と、新世界名物・串カツから着想を得た「Naniwa KUSHI Cuisine(なにわ串キュイジーヌ)」。

「Naniwa KUSHI Cuisine」では、一品目からうれしい一撃をくらいます。れんこん、カニクリームコロッケ、エビフライなど、見た目も麗しい5種の串カツが登場。銀色の四角い器は、あの串カツのソース缶をイメージしたもの! 遊び心あふれる器もステキです。

食べてみると、一口ごとに味も食感もことなり、次の一口が待ち遠しいほど……! うま味を通り越した、深い味わいに酔いしれます。

  • 魔法のように、ワクワク楽しい料理の数々

「Naniwa Neo Classic」は、胸が高鳴る演出がすばらしい! お料理が運ばれた瞬間、ほほえむお客さんでいっぱいです。

白い霧とともに、ふぐのてっさをアレンジした料理が姿を現したり、大阪でウナギの頭を意味する「半助」の文字がお皿に描かれていたり。なにかとフォトジェニック。筆者も何度となく「わあ、きれい!」「すご~い!」と歓声を上げました。

■【20:00】夜はたこ焼き食べ放題&ビール飲み放題

  • 大阪がテーマのネオンアートがポップに彩る

大充実の1日目ですが、お楽しみはまだ続きます。夕食後に向かったのは、みやぐりんでのイベント「PIKA PIKA NIGHT」。夜8時から10時までの2時間、宿泊者限定で毎日開催しています。

  • 「会津屋」の職人さんが目の前で焼いてくれる

ここでのお楽しみは、たこ焼きの屋台。なんとたこ焼き発祥のお店「会津屋」さんのたこ焼きが、無料でふるまわれるんです!

  • ここ天国ですか!?

しかもたこ焼きは2種類あって、出汁のうま味を感じられる「元祖たこ焼き」と、タコの代わりに牛すじやコンニャクなどが入っている「元祖ラヂオ焼き」を食べ比べできるのがうれしい。

また、ふわとろなたこ焼きと相性抜群のクラフトビール「Derailleur Brew Works(ディレイラブリューワークス)」2種も飲み放題! ビールに目がない筆者にとっては、夢のような時間でした。

  • 外壁に映し出される大迫力の映像「PIKAPIKA ファイアワークス」

夜は、ファンタスティックな映像演出も見逃せません。「OMO7大阪」の壁をキャンパスに見立てた映像は、かなりの見応え。季節によって内容が変わるので、何度も足を運びたくなります。

ちなみに、秋はモミジのレトロゲーム風テトリスが映し出され、特別感たっぷり。テトリス好きのツボをグイグイ押します。

後編では、新世界で串カツ店のはしごや、ほんまもんの食材が集まる「大阪木津卸売市場」をめぐります。まだまだ続く、ディープな2泊3日の旅をぜひお楽しみください。

■Information
OMO7大阪(おも) by 星野リゾート
【場所】大阪府大阪市浪速区恵美須西3-16-30