普段の生活から、旅行先での移動手段など、さまざまな場面で役立つタクシー。便利な移動手段だけではなく、ほっこりと心温まる場面に出会える場所でもあります。
この連載では、タクシーに乗った時の「ほっこりした」読者の体験談をマンガで紹介。タクシーにまつわる何気ない日常のエピソードをお届けします。
子どもの笑顔を引き出した、タクシー運転手さんの心遣い
子どもが風邪を引き、病院へ向かうためにタクシーに乗り込みました。
車内で咳をする子どもの様子を見ながら、親としての不安や心配が胸に押し寄せ、何かしてあげたいけれど、今はただ目的地に早く着くことを願うばかりでした。
そんな私の気持ちを察したかのように、運転手さんが「寒かったり、暑かったりしたら、どうぞ遠慮せず言ってくださいね」と声をかけてくれました。
そして優しく、温かいブランケットまで差し出してくれました。その気遣いがあまりにも温かく、胸にじんわりと染み渡り、少し肩の力が抜けるのを感じました。
終始穏やかな表情で、嫌な顔ひとつせず子どもに気を配ってくれる運転手さんの姿に、少し心が癒やされました。
病院に着いて降車するとき、私も心からの感謝を伝えましたが、それ以上に驚いたのは、子どもが少しだけ微笑んでいたことです。
風邪でぐったりしていたはずなのに、その瞬間だけでも笑顔を見せてくれたのは、運転手さんの優しさが届いたからなのか。
親として、不安でいっぱいだった気持ちが温かく包まれ、感謝の気持ちが胸に広がりました。
調査時期: 2024年6月14~15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート