役所に行けば、保活関連の様々な情報が入手できる

いよいよ実際に保活アクションを開始します。前回お伝えした通り、保活に必要な情報収集と保育園見学などの外出を伴うアクションは、なるべく産前に終わらせておくことをお勧めしています。そこで、効率良く保活を進めるためにも、はじめの一歩から詳しく見ていきます。

まずは役所の担当課へ

保活を始めようと思ったら、まずはお住まいのエリアの役所を訪れて保育園入園を担当する部署で必要書類をもらいましょう。担当部署の名称は、「保育課」「入園相談課」など役所ごとにさまざまですので、分からなければ総合受付で確認してください。

窓口で保育園への入園を希望している旨を伝えると、保育園の案内冊子や申請用紙など必要書類一式をもらえるはずです。近年はホームページなどで必要書類をダウンロードできるようになっている自治体も多いので、必ずしも窓口を訪れる必要はないかもしれませんが、ダウンロードする場合は必要なものが全て揃っているかしっかり確認する必要があります。その点、窓口に行けば補足資料を含め必要なものが一度に揃うという意味で安心ですし、窓口担当者からその場で説明を受けることもできるので、できれば窓口を訪れることをお勧めします。

書類を受け取ったら、最初に見てほしいのが保育園の案内冊子です。お住まいのエリア内にある保育園の情報がまとめられており、読み込むにはそれなりの時間を要すると思いますが、読めるタイミングでよく目を通しましょう。その際のポイントとしては、エリア内にある保育施設の種類と申し込み方法をざっくりと理解しておくことです。保育施設の種類というのは、「認可保育所」「小規模認可保育所」「家庭的保育(保育ママ)」「認定こども園」といったことで、同じ保育施設でも保育時間や受け入れる子どもの年齢などに違いがあります。申し込み方法については、会社に作成してもらわないといけない書式もあるので、あらかじめ何が必要か確認しておきましょう。

最後に、重要なポイントなので補足しておくと、基本的には前述の「認可保育所」「小規模認可保育所」「家庭的保育(保育ママ)」「認定こども園」以外には、役所から申し込めず、別途準備が必要になります。これについては、後に解説していきます。

※画像は本文と関係ありません。

著者プロフィール

株式会社ここるく 代表取締役 山下真実
わが子を大切するために、ママが自分自身を大切にする子育てスタイルを提案し、人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を起業。保活の情報、子育てと仕事の両立アドバイスなど「実践的で分かりやすい」と雑誌等でも監修多数。
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