産育休からの復帰を控え、いまできることとは……?

4月から5月にかけては、産休・育休から復職するママが多い時期。復職までのカウントダウンが始まる今の時期に準備しておくか、しておかないかで、両立生活が変わるといっても過言ではありません。今回は、しなやかに、そして幸せに両立できるワーキングママライフのために、「仕事」「子育て」「家族・家事」の3つのポイントから、今やっておきたい9つのアイデアを紹介します。前編となる今回は、仕事編について解説します。

仕事編

復職後について上司と相談

職場復帰面談の有無にかかわらず、復職後に自分がどんな展望を持って働こうと思っているのかをしっかりと上司に伝え、共有しておきましょう。復職の際に多くのママが悩むポイントの一つでもありますが、実際は、復職前と同じ働き方をすることはほぼ難しいでしょう。サポートしてくれる人がいるかなど、自分が置かれている環境を踏まえて現実的に可能な範囲で希望を伝えましょう。

情報収集

女性の育児休業期間は「10カ月~12カ月未満」が最も多く、33.8%を占めています。1年くらいお休みするママが平均的なのです。ただ1年間は意外に長いもの。復帰後、すぐにキャッチアップできるように、職場の様子や仕事の内容、業界動向などを同僚から情報収集しておき、復帰したら即戦力となれるように備えておきましょう。

保育園準備など目の前のやらねばならないことに目がいきがちですが、復帰したら期待されているパフォーマンスをすぐに発揮できるように整えておくことで、周囲からの評価も変わります。

見た目もチェック!

すぐに授乳できるように、抱っこできるようにと、楽な服装の多い育休中。ヘアサロンにも行けず、ぼさぼさの頭で、体型も心なしか変わってしまったかも……。でも、見た目はそのまま評価にも直結します。清潔感はありつつも、子どもを追いかけられるような機動力も備えた服装で、ビジネスウーマンとしての外見を整えておきましょう。

続く後編では、子育て編と家族・家事編について解説します。

※画像は本文と関係ありません。

著者プロフィール

株式会社グローバルステージ代表取締役 大洲早生李
慶應義塾大学商学部商学科卒業後、株式会社日立製作所に入社。2003年より宣伝部愛知万博プロジェクトにて日立パビリオンの総合プロデュースおよび広報を手掛ける。
4年半の単身赴任生活を送った後、2008年に双子を妊娠。両立不可能となり退職。その体験から働くママ支援プロジェクト「キラきゃりママ」を立ち上げる。直後に第三子を出産。「母と子のリアルを、みんなで支える」をビジョンに、働くママの支援活動を開始する。
2011年4月に法人化、株式会社グローバルステージ代表取締役に就任し、ママと子どもを基軸としたマーケティング / PRコンサルティングを国内外で展開。2013年9月に一般社団法人日本ワーキングママ協会を立ち上げ、母たちが戦略的にキャリアを築き、能力を発揮できる社会の実現を目指す。6歳の男女双子、4歳男児の母。

株式会社グローバルステージ
東京ワーキングママ大学