外科医であり、母であり、漫画家でもあるさーたりさんが、ドクターとしての日常を描きながら健康に役立つ情報などをお届けする4コマ漫画連載「オペ室より愛をこめて」。今回は胃痛にまつわるお話です。

口の中に胃カメラを入れられたまま……

「ちょっと食べすぎた」「胃がもたれる」なんてとき、「最近胃が痛いんだよね~」などと、職場で何気なく口にすることもありますよね。

私の専門は消化器外科なので、うっかり胃が痛いなんて言おうものなら漫画でご紹介したような有様に陥ります。みんなピラニアのような食いつきぶり!

私は軽い気持ちで言っただけなのに……。

「大丈夫? 」などとちょっとだけ労ってくれたらそれでよかったのに………。

5分とたたずに検査予定を入れられ、翌日には後輩の実験だ…いえ練習台になりました。幸い、何も異常所見はありませんでしたけど。

検査中、私の口に胃カメラを入れながら、後輩が「このボタンはなんでしたっけ? 」とのんきに質問してくる恐怖に「もう二度と胃が痛いなんて口にしない……」と決意したのでした。

さて、2コマ目に出てくる「H2ブロッカー」や「PPI」って何のこと……と思われる方も多いかと思いますが、医療用語を解説する連載「メディクショナリー」で紹介していますので、そちらで確認してくださいね!


筆者プロフィール: さーたり

某大学病院勤務の消化器外科医。3児の母の生活、外科医の日常、漫画・アニメへの溢れる愛を描き散らしたブログ「腐女医が行く!!~外科医でママで、こっそりオタク~」を絶賛随時更新中。2016年5月にコミックエッセイ「腐女医の医者道! 」をKADOKAWAより上梓。また、Twitterもしており、アカウントは「@gogofujoy」。