連載第2回目のテーマは姓名判断です。なぜかというと、姓名判断の知識があればビジネスにおいても役に立つからです。生年月日を使う占いではないので、相手の名前だけわかればOK。自分との相性と、その人の攻略法が見えてくるから、活用しない手はありません。

  • 姓名判断の大家に聞く0円でできる仕事運UP法

今回は、姓名判断の第一人者でありながら日本能率協会の常勤理事を務めた経験もあり、実業界でもバリバリ活躍している南山誠林(なんざん・せいりん)先生にお話を聞きます。

「0円でできる仕事運UP法」
「苦手な人とのつき合い方」
「自分(占い師)自身の挫折体験は?」

姓名判断のカンドコロをざっくり押さえつつ、恒例の3つの質問をズバリぶつけてみましょう!

はじめに:南山誠林先生のこと

姓名判断とは名前から吉凶を判断する占いです。全体の画数だけでなく、そのバランスなども含めて総合的に鑑定していきます。子どもの名づけ経験がある方は、意識したことがあるかもしれませんね。世の中にはさまざまな姓名判断の本(特に名づけ)はありますが、正しくない情報が出回っているのが現状。無料で利用できるネットの占いでは、信用に足る情報はほとんど得られません。

そんな中で、理系の頭脳を持ち論理的に物事を考えるのが得意な南山誠林先生は異色の存在なのです。15歳のころから姓名判断を独学で勉強しはじめ、日本能率協会非常勤顧問になった4年前から日常生活を豊かにするための姓名判断活用法をテーマに講演会を行い、延べ1,000人以上を指導してきました。直接個別鑑定もはじめ、コツコツと更新している「人名データベース」は、5,000人分にもなったそうです。

活動の拠点は、千葉県佐倉市の閑静な住宅街にある自宅兼オフィスですが、出張鑑定や講演などにも対応しつつ、勤務時代の人脈を活かし経営コンサルタント業も営んでいます。

質問(1) 「0円でできる仕事運UP法」

今回も、厚かましくもこんなテーマで聞いてみると、興味深い答えが返ってきました。

「守護霊はいると思っているんです。コツを押さえてお願い事をしましょう」

南山先生によると、自分の両親、祖父母、曾祖父母…… など、ご先祖様が守護霊になることが多いそうです。守護霊は子孫のみなさんがよりよい人生を送るように手助けするのが仕事。だから、お願い事は基本的に聞いてくれるとのこと。ただし、その伝え方や、メッセージの受け取り方にはコツが必要とのこと……!

コツその1

守護霊は実体がないので、生きている人を使って、願い事が成就するように働きかけてくれる。

コツその2

「仕事がほしい」と願うと、守護霊は「ああこの人はずっと『仕事がほしい』と願いたい人生なのね」と勘違いしてしまい、仕事が与えられない現実が続いてしまう。超具体的なお願い内容にすること、自分も願望に向けて努力をすること。

コツその3

まめにお墓参りをして日ごろの感謝を伝えること。

「それから、生きている人の念ほど怖いものはないから、ねたまれないようにすることですね!」と付け加えてくれました。

質問(2) 「苦手な人とのつき合い方」

苦手な人であっても、行動や考え方のクセを知り、こちらが適切に対応することで、平和にやっていくことができます。姓名判断の出番です。

南山先生の姓名判断術では、「名字の一番下の字の画数」と「名前の一番上の字の画数」を足した「内画」を重要視します。これだけで、つき合い方のコツが丸わかりなのです。下の名前の画数を計算し、下1ケタ別に以下の10通りに分けます。

※画数の計算はこのページもご参考に:https://www.seimeihandan.jp/free/business(無料)

◆下1ケタ「1」の人の攻略法(11画、21画、31画…):筋道を立てて説明する
◆下1ケタ「2」の人の攻略法(2画、12画、22画…):細かに気配りしてあげる
◆下1ケタ「3」の人の攻略法(3画、13画、23画…):聞き役に回っておだてるのが吉
◆下1ケタ「4」の人の攻略法(4画、14画、24画…):理想について語り合うと信頼が生まれる
◆下1ケタ「5」の人の攻略法(5画、15画、25画…):新しい情報を提供してあげる
◆下1ケタ「6」の人の攻略法(6画、16画、26画…):人情に訴える。お酒の誘いや盆暮れの挨拶もよい
◆下1ケタ「7」の人の攻略法(7画、17画、27画…):個性を評価してあげる
◆下1ケタ「8」の人の攻略法(8画、18画、28画…):誠意を持ってじっくりつき合う
◆下1ケタ「9」の人の攻略法(9画、19画、29画…):さらっとしたつき合いにとどめる
◆下1ケタ「0」の人の攻略法(10画、20画、30画…):誠実・論理的に説明してあげる

質問(3)「自分(占い師)自身の挫折体験は?」

南山先生は、15歳のときに、胸の病に侵され半年間も療養生活となってしまったという過去を持っています。それをきっかけに、「幸福とは何か?運命とは?」とついて考えるようになったそうです。さらに、免疫不全も併発し、人と接することができない状況となり、新聞やテレビでデータが集められる姓名判断に興味を持ちはじめました。

以後、占いの本だけでなく、宗教、哲学、物理などあらゆるジャンルの本や雑誌を読みながら知見を深め、もう姓名判断歴は50年になるとのこと! 若いころは病弱でご苦労がありましたが、大学卒業後は順調な会社員生活でおもしろいように出世しているから驚きです。会社員の悩みの多くは人間関係によるものなので、その人間関係を良好にする武器=姓名判断術を持っているからこそ、有利に戦えたのでしょう。

最後に

姓名判断は、単なる統計を超える的中率を誇る占い・学問です。名前の吉凶は確かにありますが、簡単に変えられるものではありません。ですが、大まかな運命や性格のクセなどを把握して、よい方へ進む努力をすれば必ず開運します。ビジネスでは、同僚や上司とのつき合い、商談をはじめ、新商品の名づけなどなど、姓名判断の出番は多そうです!

■DATA
南山誠林オフィス
〒285-0854
千葉県佐倉市上座374-44
https://www.seimeihandan.jp/
※ネット無料占い、ネット2,000円鑑定、鑑定書郵送つき総合鑑定10,000円のコースがあります