伊豆急行が3月13日にダイヤ改正を実施。新型コロナウイルス感染症の拡大による行動様式の変化と経営環境の悪化に対応し、鉄道工事における働き方改革の実現と保守作業の効率化を目的に、夕方以降の普通列車の本数を見直し、最終列車の時刻繰上げを行う。

  • 伊豆急行の車両8000系

同社は現在、新型コロナウイルス感染症の影響による利用状況を踏まえ、運転本数を減らし、最終列車の時刻を繰り上げた減便ダイヤを実施しており、ダイヤ改正前日の3月12日まで継続される。現行の減便ダイヤにおいて、伊東駅を15時台以降に発車する下り普通列車は計14本、伊豆急下田駅を14時台以降に発車する上り普通列車は計13本(下り・上りともに伊豆高原駅発着の列車、平日のみ運転の列車も含む)となっている。

3月13日のダイヤ改正後、伊東駅を15時台以降に発車する下り普通列車は計12本、伊豆急下田駅を14時台以降に発車する上り普通列車は計11本(下り・上りともに伊豆高原駅発着の列車も含む)となり、おおむね1時間あたり1~2本の運転に。現在は平日のみ運転となっている普通列車はダイヤ改正に合わせ、毎日運転(上りは伊豆急下田駅17時21分着・伊東駅18時27分着、下りは伊東駅18時35分発・伊豆急下田駅19時53分着)に変更される。

伊豆急下田行の下り最終列車は伊東駅22時0分発で運転され、現行の減便ダイヤと比べて36分繰上げに。伊豆高原行の下り最終列車は伊東駅22時47分発で運転される。上り最終列車は伊東行が伊豆急下田駅21時24分発、伊豆高原行が伊豆急下田駅22時28分発となる。

なお、今回のダイヤ改正で特急「踊り子」はE257系リニューアル車両に統一(「サフィール踊り子」は除く)され、新たな着席サービスを導入。伊豆急行線内も普通車は全車指定席となり、列車・座席を指定する指定席特急券、乗車日・区間のみ指定する座席未指定券が発売される。