秋田内陸縦貫鉄道は3月13日、秋田内陸線の時刻改正を実施する。同日に時刻改正を行うJR線との接続を確保するほか、温泉付き駅舎「クウィンス森吉」のある阿仁前田駅を「阿仁前田温泉(あにまえだおんせん)駅」に改称する。
阿仁前田駅は北秋田市内にあり、普通列車の他に急行「もりよし」も停車。駅併設の「クウィンス森吉」は秋田県初の温泉付き駅舎とされ、入浴の他に食事・宿泊も可能な施設となっている。
秋田内陸縦貫鉄道では、沿線各地に点在する温泉にスポットをあて、それぞれの温泉の知名度アップと利用促進を目的に、秋田内陸線を温泉鉄道としてPRしていくという。その一環で、阿仁前田駅の新駅名を「阿仁前田温泉」とし、3月13日の時刻改正に合わせて改称する。今後は沿線の他の温泉も含め、秋田の鉄道温泉郷として地域一体となって取組みを進める予定としている。
3月13日の時刻改正では、JR線の列車の着発時刻が変更されることを受け、朝の通勤・通学時間帯において接続確保等のための時刻変更も行う。最大7分の変更となるが、「接続確保で運行時間帯の変更など大きな変更はありません」とのこと。