JR東日本秋田支社は、2021年3月13日に実施するダイヤ改正で、五能線の快速・普通列車をすべてGV-E400系で運転(「リゾートしらかみ」は除く)するとともに、津軽線と奥羽本線の一部列車にもGV-E400系を投入すると発表した。
電気式気動車GV-E400系は今年12月、老朽化したキハ40・48形に代わる新型車両として、五能線で営業運転を開始。現在は一部列車のみの運転だが、来年3月のダイヤ改正に合わせて追加投入を行い、「リゾートしらかみ」を除く五能線の快速・普通列車はすべてGV-E400系となる。
五能線では利用状況に合わせた輸送体系の変更も行う。夕夜間を中心に、東能代~能代間の列車3本(下り2本・上り1本)を運転取りやめとするほか、東能代駅発着の一部列車の時刻が見直しに。これにともない、東能代駅で乗換え可能な奥羽本線の列車も変更となる。朝6時台に岩館駅発着となっていた普通列車は統合が図られ、上りは深浦駅5時32分発・東能代駅7時6分着、下りは東能代駅5時38分発・弘前駅10時12分着で運転される。
津軽線にもGV-E400系を投入。現在、蟹田~三厩間の定期列車は上下各5本(うち上下各1本は青森~三厩間で運転)設定されており、ダイヤ改正後はすべてGV-E400系に置き換えられ、1両での運転となる。奥羽本線ではダイヤ改正後、秋田~東能代間の上下各2本(1両または2両編成)、弘前~青森間の上下各1本(2両編成)をGV-E400系で運転する。