モノと丁寧に付き合い、"ミニマリスト"を目指すパンダ「おはぎ」さんがシンプルな暮らしをコミックとエッセイで紹介します(毎週木曜日更新予定)。

面倒くさがりさんこそ断捨離を!

スッキリとした部屋はミニマリストでない人も憧れますよね。でもスッキリとした部屋の維持ってきちょうめんな人じゃないと無理だと思っていませんか? 私も元々は散らかり放題の部屋に住んでいたので、そう感じるのはよくわかりますが、実際は真逆! 面倒くさがりだからこそ部屋をスッキリさせているのです。

物を減らして手間を減らす

先日の記事で写真を公開しました私の部屋は、自炊や洗濯といった日々の細々とした片づけはあるものの、掃除らしい掃除は週末に1度まとめてしているだけです。時間でいうと、1~2時間といったところでしょうか。一緒に住んでいる彼も私も平日の日中は部屋を空けているのというのもあるので、時間的なものや汚れ方からいってもその程度しかできないというのもありますが、そもそも物がないので、そんなに頻繁な掃除は必要としていません。以前に、物を所有するということは、たくさんの手間や時間といった労力を必要とすると書きました。なので言い換えれば物を減らせば労力が減ります。

例えば掃除でいうと、居心地のよいソファーやラグにクッション、まだ読む予定のある雑誌…リビングでくつろぐときにあればもってこいのアイテムの数々ですが、リビングを掃除しようとすると、まずはこれらを、どかせるところから始まります。掃除を始める前に1ステップも2ステップもあります。ただでさえ掃除を始めるというのは、よほどの掃除好きでもない限りおっくうなものです。始める前からこれだけの障害があるとやる気はより一層なくなってしまいますね。

先ほどあげたラグ、ソファー、クッション、雑誌…我が家のリビングにはありません。掃除をしようと思った次の瞬間から取りかかれます。めんどくさがりなので、ぱっと思ったときに掃除ができる環境にしています。ソファーやクッションがなくても、すっきりした部屋というのはそれだけで居心地がいいので、十分にリラックスして日々過ごしています。

1回だけの一手間でずっと快適

断捨離で物をいる、いらないと選別していく作業は、自分の持ち物を全て把握し、頭の中でリストアップしていく作業です。このリストアップ作業は1回だけすれば十分です。リストアップしたときには必要と思っても、年月が過ぎたり生活環境が変われば必要なくなる物も出てくるでしょうが、必要リストから外すだけなので、本当に自分に必要な物かどうかを考えながら捨てるというのとは労力が比べものになりません。何かを購入したときも必要な物としてリストに入れていくだけです。既に自分の中でルール化、リスト化した物の中に新しい物を追加するだけなので、無法地帯に物を増やすのとわけが違い、物が増えても管理がしやすくなります。

物を片付けるにしてもどこに片付けようか…と迷う時間もめんどくさいです。めんどくさいので最初から全ての物の置き場を決めています。当たり前のことではありますが、掃除や片づけが苦手な人ってこれができてないですよね。断捨離して、必要と決めると同時に置き場を決めてあげれば効率良く片付けることができますよ。

一生分の手間を減らす

1回だけ! 1回だけとても大変な思いをするでしょうが、その1回を終わらせることによって、今後の家事が比べものにならないほど、楽になります。生活している上でずっとついてまわる家事の手間、一生分の苦労が1回で終わると思えば、やってみたいと思いませんか? めんどくさがりさんこそ、この1回を終わらせて、残りの人生の家事を効率よく、楽にしてみましょう。


おはぎ
物と丁寧につきあい、ミニマリストを目指すアラサーのパンダ。
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