日本人に人気の「ブルーマウンテン」。高級豆として知られるコーヒーだが、インターネットで調べてみると、その販売価格帯は非常に幅広い。なぜ同じブルーマウンテンの名前が付いているのに、こんなにも価格に幅があるのだろうか。今回は、「ストレート」と「ブレンド」の視点から、この謎について島根県松江市のカフェ「CAFFE VITA」オーナーである門脇裕二さんに解説していただく。

「ストレート」と「ブレンド」の違いとは

「シングルオリジン」ともいう「ストレート」

コーヒーの「ストレート」と「ブレンド」。まずはその違いから解説していきましょう。ストレートは「シングルオリジン」ともいいます。言葉の意味としては、こちらのほうがわかりやすいかもしれないですね。これは単一農家で採れたもので、ブラジルやコロンビア、ブルーマウンテンとなどと呼ばれるものです。ざっくりいうと、はっきりとした味わいが特徴的で、価格は高めです。日本人にファンの多いブルーマウンテンは、100gで2,000円ぐらいが相場ですね。それ以上安ければ、もしかしたら同じ山で採れたもので標高が低いものかもしれません。

また、「ブルーマウンテンNo.1」などと名前の後ろに番号がついていることってありますよね。実はこの番号、結構大切です。これは、欠点豆の数を意味し、ブルーマウンテンNo.1はほとんど欠点豆がないことになります。ちなみにブラジルの場合は「ブラジルNo.2」が最高品質で、このように国によって基準が違います。

次に「ブレンド」。色々な考え方がありますが、僕は味をまとめる目的でブレンドをします。シングルオリジンはバイオリンのソロのような感じ。ブレンドは、オーケストラと言ったイメージでしょうか。

時々、「ブルーマウンテンブレンド」という表記を見ます。ここまでこの記事を読んだ方は、「ブルーマウンテンなのにブレンド?? 」と混乱するかと思いますが、これはブルーマウンテンを30%以上使っていれば表記的にはOKとなります。他の豆を入れる分、価格が抑えられます。ブルーマウンテンの表記があっても価格がピンキリなのは、こんなところにも理由があったわけです。