育児に励む専業主婦のpinkyさんが、家庭内介護について知ってほしいことや介護・育児にまつわる豆知識などを紹介する4コマ漫画連載「ときどき介護のち育児へ」。今回は「おばあちゃんの入所への反応」に関するお話です。

  • 4コマ漫画連載「ときどき介護のち育児へ」のワンシーン
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「よろしくお願いします」

入所申し込みをして数カ月後、施設より「部屋の空きが出た」と連絡がありました。私はまだ妊娠中期。おなかが少し目立ってきた頃でした。

まさかこんなに早く連絡が来るとも思っておらず、心の準備もできていませんでした。でも、この機を逃すと出産までに入所できるかわからないので、「お願いします」と即答しました。入所の可否を決定する判定会の後、施設への入所が正式に決定しました。

入所する前に施設へ入所の説明を聞きに行き、健康診断を受けに行くなど、ちゃくちゃくと入所準備も進めました。

そして、入所する日。

ウメおばあちゃんは、これから施設で生活することになることを理解してはいなかったと思います。それでも、嫌な顔ひとつ見せることなく、「よろしくお願いします」と言ったのです。

おばあちゃんの反応は、私や家族にとって救いでした。

筆者プロフィール: pinky

現在は育児に奮闘する専業主婦。結婚を機に夫の自宅で同居生活を開始した。介護の仕事をしていたが、仕事を辞めて2013年8月より約2年間、夫の祖母の介護を務めあげた後、2016年2月に出産。日々の生活をつづったブログ「家事ときどき介護」を随時更新中。