育児に励む専業主婦のpinkyさんが、家庭内介護について知ってほしいことや介護・育児にまつわる豆知識などを紹介する4コマ漫画連載「ときどき介護のち育児へ」。今回は自宅介護に関するお話です。

まずは「できる・できない」の見極めから

悩んだ末に仕事を辞め、認知症のウメおばあちゃんの介護をする生活が始まりました。とはいえ、主人の祖母であるウメおばあちゃんがどんな人なのか、当時は詳しいことはほとんど知りませんでした。そのためまず、「何ができて何ができないのか」を見極めるところから始めました。

おばあちゃんは当時87歳でしたが、トイレには1人で行き、失敗することもなく、普通のパンツをはいていました。住み慣れた家ということもあり、トイレの場所もちゃんと分かっていました。

一方で1人で買い物に行くことや食事を作ることはできず、今までは同居していたおばさんがすべてやっていたようでした。ただ、「食事を冷蔵庫から出して食べる」「炊飯器から茶わんにご飯をよそう」「食べ終わったら食器を洗う」など、食事に関連してできることもたくさんありました。

できることまでこちらがやってしまうと、今までできていたことまでできなくなってしまう可能性があります。そのため、なるべくできることはやってもらい、できないことはさり気なく手伝うようにしました。


筆者プロフィール: pinky

現在は育児に奮闘する専業主婦。結婚を機に夫の自宅で同居生活を開始した。介護の仕事をしていたが、仕事を辞めて2013年8月より約2年間、夫の祖母の介護を務めあげた後、2016年2月に出産。日々の生活をつづったブログ「家事ときどき介護」を随時更新中。