一度頭に浮かぶとどうしても食べたくなるのがホットドッグ。パリッとした皮とジューシーなお肉に、香ばしいパンとケチャップ&マスタード。とくに出来たてのお味は最高ですね。

「それなら自分で作って食べましょう!」とやって来たのは缶詰博士。リュックにはバゲットと細長〜い缶詰が。ま、まさかそれソーセージの缶詰ですか?

  • ハライコジャパン/ウィンナーソーセージ 300g 1,000円(税別)(写真:マイナビニュース)

    ハライコジャパン/ウィンナーソーセージ 300g 1,000円(税別)

本場ドイツのソーセージ

かつて「ハム好きはヒステリー、ソーセージ好きは分裂症」という性格診断があった。「じゃあどっちも好きな自分はいったい?!」と疑ったりもしたが、今にして思えばおかしな話である。性格診断にしてはずいぶん雑過ぎるではないか。ネタ的には面白いけど。

しかし、我が缶界(缶詰業界)には昔からハムの缶詰があるし、ソーセージの缶詰だってある。今もっとも尊重したい"多様性"が脈々と受け継がれているのである。缶界は偉いのである。

そこで今回取り上げるのは、本場ドイツからやってきたウィンナーソーセージの缶詰。ハライコジャパンという会社が販売しております。

  • ウィンナーソーセージ缶の内観

    ウィンナーソーセージ缶の内観

1缶4本入り

さあ、本日もご唱和ください。開缶!

20cmほどもあるソーセージが4本、きちっと収まっている。水に浸かっているのは保存性を高めるためであります。試しに1本を取り出すとどうなるか……。

  • ソーセージを取り出す

    ソーセージを取り出す

こだわりの伝統製法

驚きのロングサイズ。全身が現れるまで予想以上に時間が掛かったりして、取り出すだけでイベントである。

このソーセージは製法にこだわりがあって、肉は豚肉100%。かつ冷凍肉は一切使わずに生肉から作る。皮も本物の羊腸を使って、しっかり燻製で仕上げてある。すべてドイツの伝統製法なのだそうな。

  • 湯せんはフライパンが便利

    湯せんはフライパンが便利

温めればモアベター

このソーセージは常温でも美味しいが、温めればモアベター。ぷりっとした食感を味わうために湯せんしてみよう。コツはひとつで、湯が沸騰したら火を止め、それからソーセージを入れるということ。ぐらぐら茹でると皮が破れ、美味しい肉汁が流れ出てしまう。ソーセージ好きとしてそれは避けたい。

  • ホットドッグの缶成

    ホットドッグの缶成

バゲット短めで

かくのごとし。切れ目を入れたバゲットにレタスをしき、ソーセージを挟み、ケチャップ&マスタードを塗れば缶成!

真のソーセージ好きなら、バゲットは短めにするのがよし。長いソーセージと短いバゲットの対比が肉欲(文字通り)を盛り上げてくれる。

このソーセージ缶があれば、いつでも本格的なホットドッグが食べられる。職場で仲間と作ってもいいし、BBQなら"焼き"バージョンが楽しめる。ソーセージ大好き人間にオススメであります。

缶詰情報
ハライコジャパン/ウィンナーソーセージ(300g)
希望小売価格1,000円(税別)
一部の輸入食品店やネット通販で購入可

黒川勇人/缶詰博士

昭和41年福島県生まれ。公益社団法人・日本缶詰協会認定の「缶詰博士」。世界50カ国以上・数千缶を食している世界一の缶詰通。ひとりでも多くの人に缶詰の魅力を伝えたいと精力的に取材・執筆を行っている。テレビやラジオなどメディア出演多数。著書に「旬缶クッキング」(ビーナイス/春風亭昇太氏共著)、「缶詰博士が選ぶ!『レジェンド缶詰』究極の逸品36」(講談社+α新書)、「安い!早い!だけどとてつもなく旨い!缶たん料理100」(講談社)など多数。
公式ブログ「缶詰blog」Facebookファンページも公開中。