前回、かつお生姜煮缶ときゅうりで酢の物を作ってみせた缶詰博士。

簡単で、しかも初夏らしいメニューでしたが、もっと簡単なレシピも知りたいです。包丁もまな板も使わずに作れて、ちゃんと初夏を感じられるもの、ありますかね?

「うーん、そんな都合のいいレシピなんて……ありますよフフフ」

なんだ、あるんですね(早く言ってください博士!)

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  • (左)明治屋/おいしい缶詰 国産帆立のバターソース 75g 594円、(右)カルビー/ミーノそら豆 しお味 28g 160円ほど

    (左)明治屋/おいしい缶詰 国産帆立のバターソース 75g 594円、(右)カルビー/ミーノそら豆 しお味 28g 160円ほど

旬に関係なく食べられる

毎日、そら豆を食べている。旬が4~6月というから、もうすぐ終わってしまうのだ。「今のうちに食べとかないと」と、いやしい気持ち全開であります。

巨大なサヤから豆を取り出し、ひとつひとつ皮に切り目を入れ、塩を加えて沸騰させた湯に入れる。それなりの手間ではある。一方、コンビニにはカルビー「ミーノそら豆 しお味」というスナック菓子が売っている。そら豆を素揚げして塩味をつけたもので、とてもウマい。スナックだから一年中いつでも売っている。

そこで思いついたのだ。旬に関係なく食べられる点が、缶詰と同じではないか! そんなら両者を併せてみよう。

  • ミーノ1袋分はこの量

    ミーノ1袋分はこの量

ミーノを皿にあけてみた。透き通るようなグリーンが美しく、まるで新緑のようだ。しかし形が崩れた個体が多いのが残念である。袋入りスナックだから、外部からの圧力で簡単に割れてしまうのだ。でもまあ、どうせ食べちゃうんだから気にしないことにする。

  • 国産帆立のバターソース内観

    国産帆立のバターソース内観

おいしい缶詰・国産帆立のバターソースは、青森県陸奥湾産の帆立を使っている。貝柱に厚みがあり、上品な甘さがあるのが特徴だ。それをバターとしょう油で味付けしているのだからたまらない。

この帆立のバターソースに、ミーノを混ぜようという魂胆である。一体どうなるのか……。

  • 帆立とそら豆のバターソース缶成

    帆立とそら豆のバターソース缶成

かくのごとし。開けて、混ぜただけ。包丁もまな板も使わず、味付けなしで作れる「帆立とそら豆のバターソース」缶成であります。

バターソースが染みたミーノはしっとりし、バターのコクが加わったことで一品料理のような味になった。一方、帆立のほうもミーノの爽やかな風味と一緒になって、味に深みが出た。このマリアージュは成功であります。

ところで、今回の写真がなぜアウトドアっぽいかというと、このメニューが「キャンプや登山で便利だろうな」と思ったからだ。ゆえに、当初は野外で撮影するつもりだったんだけど、雨が止まないので屋内で済ませてしまった。

で、撮影が終わったのがちょうど昼時。無性におむすびが食べたくなり、この料理をおむすびの具にしてしまった。

かくのごとしPart2。バターソースとミーノの塩気が白ごはんに染みこみ、ちょうどいい塩加減になった。実にウマい。最初からこのメニューにすれば良かったな。

缶詰情報
・明治屋/おいしい缶詰 国産帆立のバターソース 75g 594円
明治屋店舗ほかネットショッピングなどで購入可
・カルビー/ミーノそら豆 しお味 28g 160円ほど
コンビニなどで購入可