この連載は、「カッコ良くなりたい!」と思う全ての男性へ贈る、美容のあれこれをお伝えするコーナーです。
気温が上がり、暑いと感じる日が多くなってきました。地域によってはもう梅雨入りしているところもあるようです。夏目前という気がしてきますね。本格的に紫外線対策に注力していきたい時期です。まだ早いのでは? と思っている方も多いと思いますが、実は遅いくらいなのです。
今回は、夏を前に知っておきたい「紫外線対策(UVケア)」についてお話しさせていただきます。
1回目と2回目でお話しした洗顔や保湿で整えたお肌に、UVケアをしてより自信を持てるお肌へと導いていけたら嬉しいです。
紫外線対策をする男性は増えている
UVケアの市場は増加傾向にあります。ドラッグストアではUVケア商品が所狭しと並んでいます。最近では、目の下からの顔下全体を覆うフェイスカバーや大判の生地で作られたネックウォーマー、 UVカット用のマスクなどバラエティに富んだ商品があります。
また、男性用の日傘やUVカット用アームカバーなど、男性向けの商品も多く販売されています。男女ともに紫外線対策の意識が高まっており、様々なアイテムが注目されていますね。
そこで紫外線に気をつけた方が良い理由や対策をよく知り、これからの参考にしてみてください。
紫外線を予防した方がいいワケ
はじめに、なぜ、紫外線は予防した方が良いのでしょうか。
お肌の老化の約80%は紫外線が原因とも言われています。地上に届く紫外線にはA波とB波があります。A波は真皮まで到達し、肌印象に深く関わるシミ・シワ・たるみなどを引き起こします。長期間浴びることで、お肌のハリや弾力をつかさどる真皮のコラーゲンやエラスチンの変性・減少が起こる他、角質が厚くなったり、キメが粗くなったりし、乾燥やシワ、たるみなどを招きます。
B波は肌が赤くなって黒くなる、いわゆる日焼けを引き起こします。肌細胞にダメージを与えたり、炎症を起こしたりし、シミの原因にもなります。つまり、紫外線対策をせず過ごしてしまうと、これから先、皆さんのお肌にも影響が現れてしまうかもしれません。
おすすめの紫外線対策は?
では、どうやって対策すれば良いでしょうか。
外出時には帽子を被る、日傘を使うなどの他、紫外線は目からも入ってくるのでUVカット加工されているサングラス(UVカット加工のされていない濃い色のレンズで強い光を浴びると、瞳孔が開いた状態となり、紫外線の影響を受けやすくなってしまいますので要注意!)をかけるのもおすすめです。
日焼け止めを塗ることも重要です。日焼け止めを塗った後も、時間が経つと皮脂や汗などで流れてしまいがちです。こまめに(2~3時間ごとに)塗り直しましょう。塗り直すときは、ムラにならないよう皮脂や汗はしっかり拭き取りましょう。
また、日焼け予防に効果的と言われている代表的な栄養素としては「ビタミンC」があげられます。ビタミンCには、抗酸化作用やメラニンの生成を抑える作用、抗炎症作用などがあります。ビタミンCが豊富に含まれる食品としては、キウイフルーツやいちご、ピーマン、ブロッコリーなどがあります。
前回お話ししたような、化粧水やクリームなどを使うシーンでは、ビタミンC誘導体などの有効成分が配合された薬用化粧品(医薬部外品)を使うのも効果的でしょう。これらを上手に活用することをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。UVケアをしながら夏を楽しみ、すこやかな肌をキープしていきましょう。