今回は翌日飲み過ぎ、食べ過ぎた友達の胃袋を癒やしつつ、帰る最後の日までキャンプを楽しむために必須といえる朝食についてのお話。
ド定番のホットサンド
キャンプ飯の代名詞ホットサンドをサクッとカリっとトロっとテントの撤収前に作りましょう。
ホットサンドメーカーはスノーピーク一択
数多あるホットサンドメーカーですが、個人的にはスノーピークの「ホットサンドクッカートトラメジーノ GR-009」(税別7,330円)をお勧めします。
なんといっても持ち手部分の木の質感やなんともいえない美しい曲線を描いた形状は、あなたの所有欲を満たしつつ、キャンプ初心者の友人の心をわしづかみにします。
また本体の素材には熱伝導の優れたアルミダイカストを採用し、内側にはフッ素樹脂加工を施してあります。
本体は上下にセパレートできるので、セパレートしたプレートを使って、切ったミミでチーズフォンデューなども楽しむことができる優れ者です。
トーストだけでは味わえない、ワンランク上の朝食 シーンを演出することも可能です。
挟むものはなんでもOK
基本的に中身は何を挟んでもおいしく出来上がるのが、ホットサンドのGOODポイントです。
用意するものは、耳をカットした食パン、お好みの具材です。 今回はどこでも調達可能なベーコン、チーズ、トマトを挟んでいきましょう。
用意するパンは10枚切のものがベストサイズです。そこだけ注意して購入時は迷わず10枚切を選択してください。
それでは食材をカットしていきましょう。
包丁ではなくアウトドアナイフ
モテBBQ読者であれば周知の事実だと思いますが、オピネルというアウトドアナイフで食材はカットします。
メインとなるベーコン、トマトは適当な大きさにカットします。そしてチーズはどこにでもある「とろけるチーズ」で十分です。
ひと手間が男をあげる
パンをそのまま使うのではなく、マヨネーズ、粒マスタード、ハーブソルトを用意します。
各種調味料を塗る前に、耳を切ったパンをウッドのまな板の上に並べ、調理前の撮影スポットを作ることを忘れないようにしましょう。
さっそくパンにマヨネーズ・粒マスタード・そしてハーブソルトを塗ります。その後、ベーコン・トマト・とろけるチーズをのせてパンでふたをしましょう。
火入れはシングルバーナーでスマートに
ホットサンドは様々な調理方法が紹介されていますが、今回はスマートに使いこなせて男心すらくすぐってしまうギミック感をいかしてSOTOのレギュレーターストーブst-310というシングルバーナーを使用していきます。
sotoのレギュレーターストーブは火力が落ちにくい構造になっており、低温の外気による「火力低下を起こしやすいCB缶の弱点」をマイクロレギュレーターが解消してくれ、外気温5~25度の環境下でも常に一定の火力を発揮します。
また、連続使用によるドロップダウンの影響を受けにくいマイクロレギュレーターの特性に加え、直径19cmまでの大鍋使用ができる大きなゴトクを装備することで数人分の料理もこなすことができます。
ホットサンドはSOTOレギュレーターストーブを迷わず選びましょう。
五徳を使いこなせ
キャンプ飯は失敗も成功も楽しい思い出を念頭におきつつ気楽に調理開始。
具材を入れ過ぎると素材の水分が溢れ、後始末が大変なので入れ過ぎには注意をしましょう。
sotoのレギュレーターストーブを着火しホットサンドメーカーをのせていきます。安定しにくい場合は、別売りの五徳(ゴトク)といわれる鍋や調理器具をのせる台を使用します。
これを利用することによりホットサンド調理中に余裕をもってキャンプ談義に花を咲かせることができ、かつ、両手が空くのでホットサンドを一緒に楽しむコーヒーのお湯を沸かしておきましょう。
何回も見てOK
ホットサンドの焼け具合はなかなか難しいものです。都度中身を確認する作業は怠らずに丁寧に焼いていきます。
どうせならホットサンド調理はキャンプ前に一回自宅のガスコンロで試してみると焼けるタイミングを把握することができます。
可能であれば朝食を最高な時間にするための事前準備をしておくことも自身のモテスキルをアップするエッセンスになること間違いなしです。
最後の盛り付けには緑を
焼け上がったホットサンドを取り出し、斜めにカットし「断面萌え」を演出します。
そして最後に葉物をのせ、カットレモンなど置いてあげると、あなたは「キャンプ界の朝食王子」として撤収そっちのけで告白の行列ができること間違いなしです。
今回は朝食の定番ホットサンドをご紹介しました。ぜひ二日酔いの朝に頑張って少し早く起きて友達を最後の最後まで幸せな気分にしてキャンプを終えてもらう努力をしましょう。
それこそがモテるキャンパーとしての第一歩です。
著者プロフィール: 星昌宏(ほし・まさひろ)

1984年札幌生まれ。「アウトドアX○○」をテーマにしたイベントをはじめ複数事業を手がけながら、年間40泊以上を札幌市・近郊のキャンプ場で過ごす。
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