朝英語始めました。真剣に英語と向き合うのは5年ぶりになります。今度こそ英語を自分のモノにしたい! 私ももう以前のように若くはありません。40歳主婦、子持ち。くっついちゃ離れ、くっついちゃ離れの中途半端な関係にはもう終止符を打ちたいのです。起死回生の一手に選んだのは『ヒアリングマラソン』でした。

繰り返された英語との"別れ"

思い起こせば私が英語と初めて真剣に向き合ったのは25歳のころ。英検準1級という目標を立て、睡眠時間を削って毎日5時間は勉強しました。2回目の受験で合格しましたが、燃え尽きてしまいました。

30歳では、「人生のリセット」と称し、アメリカ・サンディエゴに念願の語学留学(2カ月)もしました。ところが日本人仲間と遊びほうけ、2カ月たってもスーパーのおばさまの超ナチュラルスピードな英語が聞き取れませんでした。傷心帰国となりました。

それからまた5年後の35歳。妊娠中の大きなお腹を抱えて英語に立ち向かいました。図書館での"おこもり"英語学習に励みましたが、出産と同時にやる気も放出してしまいました。

その後は英語とは距離を置いていました。英語を社内公用語にする企業があったり、小学校に英語教育が導入される予定だったり…と英語がますます大事な時代になっていることはわかっていました。でも繰り返される英語との"別れ"に辟易したというか…。結局なんにもしないまま、5年の歳月が流れていたのです。

"衝撃"のメールがスイスから届いた

4歳の娘は楽しそうに英語教室に通っています。「わたしはダメだったけど、この子はきっと英語がペラペラになるはずよ」と勝手な期待を子どもに押しつけていたら罰が当たりました。

昨年末、1通のメールが届いたのです。送り主はリタ。サンディエゴの語学学校で唯一できた"外国人"のお友達。青く澄んだ目が印象的なスイス人でした。久しぶりに近況報告かしら…と気軽にメールを開いたのですが、こ、これが大変な内容だったのです。(以下メールより転載)

Hi Emi,

how are you!

We haven‘t booked yet, but will almost for sure come to Japan! around the 8th of April till 22nd of April... do you know a good hostel or hotel in Tokyo for the first couple of days? And any other things we have to see and do and where we have to go?

Where in Japan do you live? It would be really great to see you again and maybe meet for dinner or something, if you have time?

あぁ、どうしたらいいのでしょう。リタがやってきます。10年前に確かにこう誘いました。「いつか必ず日本に来てね。パンダがいる動物園もあるよ。案内するから」と。会いたいのは本当です。パンダもちょうど上野動物園に到着したところです。でも…私がだめなんです。私、今は英語がまったくできないんですっ。

起死回生をかけて『ヒアリングマラソン』に挑戦します

桜が咲く頃やってくるというリタ。時間はありません。娘は自分の名前は英語で言えますが、相手の名前は聞けません。ダンナの英語力も微妙。こうなったら覚悟を決めて勉強を始めるしかありません。とりあえず英語の本をペラペラめくったり、海外ドラマを見たりして、今の英語力をチェックしてみました。

問題はやはり「耳」。単語は結構知っているはずですが、聞いてすぐ意味が出てこない。だから長い文章になるとまったく聞き取れない。英語特有のリズムやイントネーションがさらに難易度を上げます。こ、これは大変かも。まずはリタの英語を聞き取れるようにしなきゃ。

そこで選んだのは『1000時間ヒアリングマラソン』(以下『ヒアリングマラソン』)。今さら説明はいらないかもしれませんが、英会話教材で有名な「アルク」の通信講座です。初めて英語学習にのめりこんだ25歳のころ受講した経験があります。最初は「英語みたいなものしゃべってるみたいだけど」ってレベルでしたが、1年後には聞き取れるフレーズが随分増え、成長を感じたものです。

あぁ懐かしい……。今も『ヒアリングマラソン』は変わってないかしら。そんなことを考えながら教材の到着を待ちました。

一石二鳥!? 「朝英語&ウォーキング」が私流

さて教材も到着。まずは勉強時間をどう確保するか考えました。これまでと違い、英語の勉強に充てられる時間は格段に少なくなりました。4歳の子どもを持つ主婦の身。机に座って何時間も勉強できる状態ではありません。しかも昼間は仕事があるし……。

そこで思いついたのが「朝英語」。娘を保育園に送った帰りにウォーキングしながら『ヒアリングマラソン』を聞く方法です。会社勤務なら通勤時間がいいと思うのですが、私の場合はその時間さえない。だったら通勤しているつもりで1時間ほど英語の時間に充てても許されるんじゃないかしら。早速教材のCDを愛用のiPhoneに落とし、いつでもどこでも英語が聞ける環境を整えました。

で、いよいよ始まった朝英語生活。何の因果かとんでもなく寒い朝が続いていますが、マフラー、手袋、帽子で完全防備して闊歩しております。英語力を上げるだけでなく、カロリーも消費でき、一石二鳥。この調子でいけばリタが来日するころには英語力もアップし、ぶくぶくの体もキュッと引き締まっているのかも……。

本連載では英語学習に何度も挫折した主婦が『ヒアリングマラソン』でもう一度英語に立ち向かう姿をお伝えします。次回は家での朝英語タイムの様子も紹介。お楽しみに~。

『1000時間ヒアリングマラソン』の商品詳細はこちら。

(イラスト : のなかあき子)