和歌山県は世界遺産の熊野古道や高野山、ファミリーに人気のアドベンチャーワールドや南紀白浜温泉など、魅力的な観光スポットが豊富です。
また、紀州南高梅や和歌山ラーメンなど地元食材を活かした絶品グルメも魅力の一つでしょう。
そこで今回、マイナビニュース会員を対象に「和歌山県といえば何を思い浮かべる?」というアンケートを行いました。知れば次の旅行先に選びたくなる、そんな和歌山県の魅力をチェックしてみてください。
和歌山県といえばランキング
- 1位:熊野古道(17.0%)
- 2位:南紀白浜温泉(12.4%)
- 3位:アドベンチャーワールド(11.9%)
- 4位:紀州南高梅(11.0%)
- 5位:那智の滝(7.8%)
- 6位:高野山 金剛峯寺(7.8%)
- 7位:和歌山ラーメン(5.0%)
- 8位:熊野那智大社(4.6%)
- 9位:紀州うめ酒(3.2%)
- 10位:シラス丼(2.3%)
- 11位:なれ寿司(1.8%)
- 11位:串本海中公園(1.8%)
- 11位:熊野本宮大社 (1.8%)
- 14位:マグロ(1.4%)
- 14位:鯨の竜田揚げ(1.4%)
- 14位:クエ鍋(1.4%)
- 14位:日本勝浦温泉(1.4%)
- 14位:太地町(1.4%)
- 19位:和歌浦天満宮(0.9%)
- てんかけラーメン
- せち焼き
- 那智山青岸渡寺
- 丹生都比売神社
- めはり寿司
ランキング1位の熊野古道は回答者から17%の支持を得ています。次いで南紀白浜温泉が12.4%、アドベンチャーワールドが11.9%という結果になりました。
次は読者が選んだ1位~10位について理由とあわせて紹介します。
1位:熊野古道 (17.0%)
2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に認定されました。熊野古道は文化や歴史的な重要性が認められ、世界各国から観光客が訪れるようになっています。
熊野古道は主に和歌山県に古くからある信仰の道で「中辺路」「大辺路」「小辺路」「伊勢路」など主要なルートが複数あります。この道は、熊野三山(熊野那智大社、熊野速玉大社、熊野本宮大社)へ向かう参拝者たちが昔から歩いてきた道になります。
熊野古道を歩くことは、信仰心や自然との調和を実感できる特別な体験です。美しい自然の中を歩き、心身をリフレッシュさせる、都会の喧騒を離れて過ごせる旅になることでしょう。
ただ道のりは険しいのでしっかりと準備をしたほうが良いです。
2位:南紀白浜温泉 (12.4%)
南紀白浜温泉は、和歌山県に位置する日本を代表する温泉地です。古くから「日本三古湯」の一つに数えられ、歴史ある温泉地として知られています。
この地域は、美しい白い砂浜が広がる白良浜が有名で、温泉と海の両方を楽しむことができるのが特徴。温泉街には多くの旅館やホテルがあり、露天風呂から海を一望できる施設も多いです。
3位:アドベンチャーワールド (11.9%)
アドベンチャーワールドは、和歌山県白浜町にある動物園、水族館、遊園地が一体となったテーマパークです。特にジャイアントパンダの飼育で知られ、パンダファミリーのほのぼのとした様子は、国内外から多くの訪問者を魅了しています。
さらに、サファリツアーではライオンやキリンなどの野生動物を間近で見ることができ、イルカやアシカのショーも人気です。季節ごとに様々なイベントが開催され、家族連れはもちろん、あらゆる年代の人々に楽しんでもらえる内容が満載です。
4位:紀州南高梅 (11.0%)
紀州南高梅は、和歌山県が生産する高品質な梅の一種で最高級品とされ、日本国内で非常に人気です。肉厚でジューシーな果肉と、独特の酸味が特徴で、その大きさ、甘み、酸味のバランスが良いことで知られています。南高梅は、梅干しや梅酒など、さまざまな加工品に加工され、その風味豊かな味わいは多くの人々に愛されているのです。
5位:那智の滝 (7.8%)
那智の滝は日本の有名な滝の中でも特に知られ、その高さは約133メートル、幅は約13メートルと迫力満点です。日本三大名瀑の一つとして数えられ、その美しさは四季を通じて多くの人々を魅了しています。また、この滝は昔から修験道の修行の場としても使われていて、近くには那智山青岸渡寺があります。
自然が豊かなこの場所は、滝の近くまで歩ける遊歩道も整備され、訪れる人は様々な角度からその美しさを楽しめます。毎年7月には「那智の扇祭り」という、滝を背景にした壮大な火祭りが開催され、訪れる人々にとって、忘れられない光景となるでしょう。
7位:和歌山ラーメン (5.0%)
和歌山ラーメンは、和歌山県のご当地ラーメンで、醤油ベースの濃厚なスープが特徴です。このラーメンのスープは、鶏ガラや豚骨を長時間煮込んで作ることが多く、濃いめの醤油ダレと組み合わせることで、深い味わいとコクが生まれます。
麺は細めのストレートが一般的で、チャーシュー、メンマ、刻みネギなどのトッピングが加わります。和歌山県内では多くのラーメン店が独自のレシピで和歌山ラーメンを提供しており、地元の人々はもちろん、観光客にも愛されています。そのシンプルながらも奥深い味わいは、一度食べたら忘れられない美味しさです。
8位:熊野那智大社 (4.6%)
熊野那智大社は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町に位置する、熊野信仰の中心地の一つです。この神社は、日本の霊場として古くから知られ、熊野三山(熊野那智大社、熊野速玉大社、熊野本宮大社)の一つとして、多くの巡礼者に尊崇されてきました。熊野那智大社の起源は非常に古く、創建時期は正確には分かっていませんが、古事記や日本書紀に記述が見られるほどです。
神社は、壮大な自然環境の中、那智の滝のすぐそばに鎮座しており、滝を神体山とする独特の信仰があります。平安時代から続く熊野詣での際には、多くの貴族や武士、さらには庶民までもがこの地を訪れ、熊野信仰は日本全国に広まりました。
熊野那智大社は、その長い歴史とともに、日本人の自然観や宗教観に深く根ざした場所として、今も尊ばれています。
9位:紀州うめ酒 (3.2%)
紀州うめ酒は、和歌山県を代表する伝統的なお酒で、この地域特有の梅を使用して作られます。和歌山県は日本有数の梅の産地であり、その豊富な梅を利用したうめ酒は、甘酸っぱくてフルーティーな味わいが特徴です。製造過程では、選び抜かれた梅を清酒や焼酎に漬け込み、砂糖を加えてじっくりと熟成させます。このプロセスにより、梅の自然な香りと味が引き出され、独特の風味が生まれるのです。
紀州うめ酒は、そのまま飲むのはもちろん、カクテルのベースとしても人気があり、さまざまな飲み方で楽しむことができます。和歌山県を訪れた際には、ぜひこの地元の味を体験してみてください。
10位:シラス丼 (2.3%)
シラス丼は、海辺の地域で特に人気で、静岡県や神奈川県、和歌山県など太平洋に面した地域で名産とされています。ご飯の上に生または茹でたシラス(幼魚)をたっぷりと乗せたもので、シンプルながらも海の味わいを堪能できる日本の伝統的な味です。
シラスはカルシウムやタンパク質が豊富で栄養価が高く、生のシラスを使用した場合は、その独特の甘みと柔らかな食感が楽しめます。一方、茹でたシラスは、より食べやすく、塩味が加わることでご飯との相性も抜群です。
シラス丼は、そのまま食べるのはもちろん、大根おろしやしょうが、ネギなどをトッピングして風味を加えることも。海辺の地域を訪れるなら、その地域ならではの新鮮なシラス丼を味わうことをお勧めします。
和歌山県のまとめ
和歌山県は、自然と歴史が融合した魅力的な観光地が豊富にあるほか、熊野古道や高野山などの世界遺産をはじめ、家族連れで楽しめる南紀白浜温泉やアドベンチャーワールドなど、訪れる人々に多様な魅力を提供しています。
また、紀州南高梅や和歌山ラーメンなど、地元の食材を活かした絶品グルメも和歌山県の大きな魅力でしょう。
自然に恵まれた環境で育まれた食材と、歴史ある地でしか味わえない料理は、多くの人々を惹きつけてやみません。和歌山県は、その豊かな自然、文化、そして食を堪能できる、魅力に満ち溢れた地域なのです。