“ひとり芸”ナンバーワン決定戦『R-1ぐらんぷり2019』の決勝戦が、カンテレ・フジテレビ系で、いよいよ3月10日(19:00~21:00)に生放送。本番までカウントダウン形式で、ファイナリスト10人へのリレーインタビューを当日のネタ順に紹介していく。
1人目は、チョコレートプラネット松尾。昨年はIKKOものまねで大ブレイクを果たしたが、それでも“ひとり芸”の王者を目指す理由とは――。
■前回のIKKOはめちゃくちゃスベった
――決勝進出者発表で名前を呼ばれたときの気持ちは、いかがでしたか?
いやビックリしましたよ。呼ばれると思ってなかったですから。予選を重ねるごとにちょっとずつウケもよくなってましたけど、そこまでの期待はしてませんでした。2017年の『R-1ぐらんぷり』にIKKOさんネタで出たときはめちゃくちゃスベッたので、もう『R-1』は出ないって決めてたんです。そしたら、相方の長田さんが去年決勝に行って、今年も決勝を狙うと。じゃあもう僕も出るしかないと。
――前回のIKKOさんネタと今年のIKKOさんネタの違いは何でしょうか?
ネタの作り方から変えましたね。前回は、読み聞かせみたいなフリップネタに近いものだったんですけど、フリップネタに慣れてなかったので、お客さんのほうを全然見てなかったり、まったくウケませんでした。なので今回はコントにして、普段チョコプラとしてやってる感じに近い形にしましたね。
――この1年の大活躍でチョコレートプラネットの環境はかなり変化したのではないでしょうか?
もうすごい変化ですよ。この1年の仕事でポップさを学んだというか、あんまりやりすぎるとお客さんには届かないんじゃないか、とか、これくらいのほうがいいんじゃないか、とか考えるようになりました。
■“ファイナリストコレクター”に
――決勝までの作戦を教えてください。
ネタをまだまだ直さないといけないですね。まだ全然納得いったネタになってないので、ここから決勝までになんとかしないと。ただ、決勝のあとに単独ライブもあるんですよ。そっちのことも考えないといけないので困ってます。
――誰かにアドバイスを聞いたりするんですか?
もちろん聞きますね。長田さんにも聞きますし、仲がいいパンサーの菅さんとか、今もうシソンヌのじろうくんに「ネタ1本頼むね」ってお願いしました。『キングオブコント』のキングに(笑)。使える伝手を全部使ってネタを作っていきたいと思います。さすがにちゃんとバシッとおもしろいものを見せないと、「ただの賑やかしかよ」って思われると決勝に行けなかった方に失礼ですし、自分で決めた一番ですから盛り上げられるネタをやらないと。
――決勝後、2019年はどういう年にしたいですか?
長田さんが「『M-1グランプリ』の決勝に行きたい」と常々言ってるんです。『キングオブコント』決勝行った、『歌ネタ王決定戦』も行った、『R-1』も2人とも行ったので、“ファイナリストコレクター”になりたいと。それが実現したらおもしろいなと思います。