"ひとり芸"ナンバーワン決定戦『R-1ぐらんぷり2018』の決勝戦が、カンテレ・フジテレビ系で、いよいよ3月6日(19:00~20:54)に生放送。本番までカウントダウン形式で、ファイナリスト10人へのリレーインタビューを当日のネタ順に紹介していく。

6人目は、初の決勝進出となったチョコレートプラネットの長田庄平。最近、相方の松尾駿がIKKOのものまねで話題を集めているが、それによってコンビ内の主導権争いに危機感を持って、今回の『R-1』に臨んでいるという。

  • 001のalt要素

    チョコレートプラネット 長田
    1980年生まれ、京都府出身。芸歴12年目、よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京所属。お笑いコンビ・チョコレートプラネットのボケ担当。趣味はスノーボード、陶芸。特技はバスケットボール、レゲエダンス。15年に「NHK新人お笑い大賞」大賞。近年の『R-1ぐらんぷり』は15年2回戦進出、16年3回戦進出、17年3回戦進出。

賞金は絶対分けない

――決勝進出を決めての心境はいかがですか?

本当にめちゃくちゃうれしいですね。僕、ピン芸人ではないんで、コンビとしての活動してる中でピン用のネタっていうのがそんな用意できないんですが、この『R-1』の決勝に行けるっていうのは、自分でもめちゃめちゃ快挙っていう感じです。

――準決勝のネタ中に、手応えはありましたか?

ウケてるなとは思いましたね。準々決勝はもうちょっとウケてほしいなというところがあったのですが、そこが準決勝に全部ハマったって感じでした。

――霜降り明星 粗品さん、おぐさんが爆笑をとっていた流れでの準決勝の順番でした。

あれは怖いですよ、本当に。バシバシバシって決まってたんで、怖いなと思ってたんですが、逆に、お客さんが盛り上がってるところにスーッと入っていけたありがたさもありました。決勝進出の名前が呼ばれてる時は、粗品とおぐさんが呼ばれて、3人連続はないと思っていたので、自分も呼ばれてびっくりしましたね。

  • 002のalt要素

――相方の松尾さんがIKKOさんのものまねで話題になっていますが、決勝進出会見では、それがプレッシャーになっていたと言ってましたね。

あれは脅威ですね。やらしい話、あれでお金が入ってきてるんでありがたいんですけど、その分、僕の発言権がなくなっていくということがあるんです。本来ならば、今までは僕がネタを考えてたんで、主導権は絶対的に僕だったんですけど、それが揺るぎ始めてチョコレートプラネットの中で政権交代が起こりそうな感じで、なんとしても相方という野党を黙らせるために『R-1』で決勝に行こうと思っていたので、本当に良かったです。

――決勝進出に対して、松尾さんの反応はいかがでしたか?

なんかTwitterで優勝したら賞金分けてもらえるみたいなウソつぶやいてたんで、あれは今すぐ消去させます。

――賞金を分けることはないんですね。

絶対ないです、完全に僕1人の力なので。別に仲悪いわけじゃないですよ(笑)。2人で沖縄とか行ってバイクでツーリングしたり、海行ったりする仲なんですけど、お金は違います。

決勝へさらなる小道具追加作業

――準決勝では、手の込んだ小道具が印象的でしたが、決勝への準備は。

003のalt要素

まだ足していく小道具があるので、それを具現化して装置を付けていくという作業になります。また部屋が汚れます(笑)。実家が町工場で小さい頃から結構工具とかに触って、美大にも行ってたので、こういう小道具を作るのが好きなんです。

――以前の『R-1』では違うネタで予選に臨んでいましたよね。

今、和泉元彌さんのものまねをやってますけど、前はただの"狂言"というネタで出ました。そこからシードをもらって、2回戦から行けるようになったので、せっかくなんで毎年出させてもらってて、フリップ芸とか色々とチャレンジしてたんです。でも、なかなか良い結果が出せなかったので、今年は小道具で行ってみようかなと思ったら、それが結構刺さったという感じですね。

――優勝すると賞金500万円に加え、副賞で冠番組もあります。どんな番組がいいですか?

『建もの探訪』みたいに、自分が熱くなって話せる工場巡りとか、街ブラみたいな感じでやってみたいですね。

――それでは、最後に意気込みをお願いします。

ピン芸人でがんばってきた人たちの中で、コンビとしてやってる僕が入れたっていうのは本当に奇跡なんですけど、敬意を表して真っ向勝負して優勝したいと思います!


『R-1ぐらんぷり2018』決勝戦まで、あと4日!

  • 004のalt要素
  • 005のalt要素
  • 006のalt要素
  • 007のalt要素