バイエルンのゴールマウスを争うノイアー(左)とウルビヒ(右) [写真]=Getty Images

 バイエルンに所属する元ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーと、ドイツ代表GKヨナス・ウルビヒを巡り、正GKの起用法に注目が集まっている。現地時間13日に控えるチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第2節のバイキング戦を前に、現地メディア『スカイ・ドイツ』は、ノイアーの先発継続とウルビヒの抜擢について分析した。

 議論のきっかけとなったのは、10日に行われたブンデスリーガ第5節のアウクスブルク戦だ。同試合でゴールマウスを託されたノイアーは、試合開始からわずか8秒後、ドイツ人MFロビン・フェラウアーの先制点につながるミスを犯し、ブンデスリーガ史上最速の失点という不名誉な記録を樹立した。なお、最終的に試合は2-2のドローで終了している。

 現在40歳のノイアーは、ドイツ代表に電撃復帰したFIFAワールドカップ2026で正守護神を任されており、同大会をもってドイツ代表を再び引退。一方で、バイエルンでのキャリアは続行させており、今季も既に公式戦で6試合のゴールマウスを守っている。しかしながら、先のミスが引き金となり、40歳の守護神を巡って、改めてパフォーマンスや世代交代のタイミングが議論されることになった。

 ノイアーに代わる候補となるのは、ここまでバイエルンで公式戦2試合のピッチに立つウルビヒ。『スカイスポーツ』は、ウルビヒを起用するだけの根拠もあると指摘する。23歳の同選手は、10月に行われたUEFAネーションズリーグの戦いで2試合に出場し、ドイツ代表の一員として好パフォーマンスを披露した。ユルゲン・クロップ監督の下で臨んだ代表戦では、いずれもクリーンシートを達成。とりわけ、ギリシャ代表とのアウェイゲーム(△0-0)では好セーブを見せていた。

 ウルビヒはバイエルンとドイツ代表の双方で将来を期待される存在であり、今回のノイアーのミスが、ゴールマウスの世代交代を巡る議論をさらに加速させる可能性があると伝えている。

 一方で、同メディアは、現時点ではノイアーの先発継続を支持する材料のほうが多いと分析。バイエルンを率いるヴァンサン・コンパニ監督は、アウクスブルク戦後、「言い訳もごまかしもできない。だが、マヌ(ノイアー)は対処法を知っている」とノイアーへの信頼を口にしていた。、同選手の経験や実績、これまでのパフォーマンスを踏まえても、チーム内での序列は変わっていないと見られる。

 実際、ノイアー自身も試合後、自らのミスについて「私の愚かなミスだった。解決策を見出そうと思ったが、うまくいかなかった」と振り返りながら、失点直後の心境を明かしていた。『スカイスポーツ』は、今回のミスが議論を呼んでいることを認めつつも、それだけで長年バイエルンのゴールマウスを守ってきた守護神の立場が揺らぐわけではないとの見方を示している。

 CLのバイキング戦で、コンパニ監督はノイアーを引き続き起用するのか。それとも、代表戦で評価を高めたウルビヒに大舞台での出場機会を与えるのか。『スカイスポーツ』の分析では、現状はノイアーが優位と見られるものの、今回のワンプレーがバイエルンの将来的な世代交代を巡る議論に新たな材料を加えたことは間違いなさそうだ。

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