あなたが悪口を言われていたことを、「あの人がこう言っていたよ」と伝えてくる人、周りにいませんか? 知っていい気分にはならないことを、なぜわざわざ伝えてくるのでしょうか。この記事では、こうした告げ口をする人の心理と、適切な対処法について解説します。
「あの人がこう言ってたよ」に隠された心理とは?
まずは、どうしてこのような行動をとるのか、その心理を考えてみましょう。
人間関係の悪化を期待している
人間関係をかき回したいという心理から、他人が言っていた悪口を本人に伝えることがあります。当事者同士が対立関係に発展すれば、自分が両者を取り持つ優位な立場になれると考えている場合もあるでしょう。
親切心のつもりで言っている
「知らないままではかわいそうだと思った」「あなたのためになると思った」という善意で伝えている可能性もあります。自分だったら隠されるより言われたほうがいい、と考えているのかもしれません。
反省してほしいと思っている
自分から直接注意するのは憚られるため、第三者の言葉を通じて問題点に気づいてほしいという意図が込められている場合もあります。あくまでも「自分が言ったわけではない」というスタンスで、遠まわしに不満や改善してほしい点を伝えようとしているのです。
他人の不幸を面白く感じている
他人の揉めごとや悪口を娯楽のように楽しむ、いわゆる「人の不幸は蜜の味」というタイプもいます。あなたの反応も含めて楽しんでいるため、話を誇張して伝えている可能性もあるでしょう。
雑談のひとつと捉えている
世間話の延長として、深く考えずに伝えているケースもあります。「会話が盛り上がると思った」という軽い気持ちで伝えており、内容によっては相手が傷つくという可能性にまで考えが及んでいないのでしょう。
仲間を増やしたい
共通の敵を作ることによって、仲間意識を生み出そうとする意図が隠れていることもあります。悪口を言っていたことを伝えるとともに、相手のことを過度に批判するような言葉がある場合は、この可能性が高いでしょう。
「あの人がこう言ってたよ」に対する適切な対処法
悪口を言っていたと伝えられたとき、どう反応すべきなのでしょうか。ここでは、適切な対処法を紹介します。
無難な返事に留める
感情的に反応することは、告げ口した人の思惑どおりになってしまう可能性があります。返事は「そうなんだね」程度に留めておきましょう。あなたの反応に期待して告げ口した人なら、反応をつまらなく感じて、今後同様の告げ口が減るかもしれません。
告げ口した人のことを非難しない
告げ口した人をその場で責めると、新たなトラブルを招く恐れがあります。悪口を言っていた人よりも、その話をあなたのもとに届ける人の方が対人関係でのリスクが高い存在です。イラっとしても言い返すようなことはやめておきましょう。
不確かな情報に左右されない
告げ口の内容が必ずしも事実とは限りません。話が誇張されていたり、発言の一部分だけが切り取られていたりすることがあります。内容に確かな根拠があるのか、その情報を知る意味があるのかを冷静に判断しましょう。
告げ口した人と深い話は避ける
告げ口をする人に話した内容は、いつ、どのような形でほかの人に広まるかわかりません。そのため、告げ口した人に個人的な悩みや愚痴を話すのは控えましょう。これをきっかけに相手とのかかわり方を見直して、適度な距離感を保つことが大切です。
告げ口する人と同じ立場にならないように気をつけること
知らないうちに、自分も誰かを傷つける側になってしまうことがあるかもしれません。同じようなトラブルを繰り返さないために、日頃から気をつけたいことを紹介します。
不満の伝え方に気をつける
感情に任せて不満を口にすると、悪口として本人に伝わることがあります。接点がないように見える人同士でも、どこでつながっているかわかりません。伝わって困るようなことは言わないように気をつけましょう。
他人の情報を安易に広めない
他人から聞いたその話は、「あなたを信頼しているからこそ話した大事な情報」かもしれません。本人の許可なく、個人的な情報を広めるのはやめましょう。
他人との関係を大切にする
一度失われた信頼関係を取り戻すのは困難です。他人の悪口を聞いても、その場限りで終わらせれば、無用なトラブルを防ぐことができます。相手の立場や気持ちを考えて行動することが、良好な人間関係を築く第一歩です。
感情が高ぶっているときは他人との接し方に注意する
怒りや悲しみを抱えているときほど、勢いで余計なことを言ってしまいがちです。そんなときは時間を置いてから発言したほうがいいかもしれません。軽い休憩を入れて気持ちを落ち着かせたら話し方や言葉選びも変わるでしょう。
告げ口する人を反面教師にして自分も言動に気をつけよう!
「あの人がこう言ってたよ」と悪口を伝えられても、すべてを真に受けないことが大切です。その内容には、発言した人の真意や前後の文脈が十分に反映されていないこともあります。また、自分自身も軽い気持ちで他人の発言を伝えたり、悪口を言ったりすると、告げ口をした人と同じように、人を傷つける側になってしまうことを覚えておきましょう。日頃から思いやりのある言動を心がけてみてください。



