反インファンティーノを表明[写真]=Getty Images

 フランスサッカー連盟(FFF)は10日、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長の再選を支持しない意向を表明した。

 FIFA会長選挙を来年3月に控える中、再選を目指すインファンティーノ会長への逆風が続いている。FIFAワールドカップを含む主要大会に関する一部株式を民間投資家に売却するというFIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)設立計画が大きな反発を受けたほか、欧州サッカー連盟(UEFA)事務局長時代に女性職員と愛人関係となり多額の退職金を支払ったスキャンダルも暴露されるなど、求心力は低下し続ける一方だ。

 UEFAが会長選挙での対抗馬擁立や刑事告訴を検討している一方、FIFAは「4月に発表したとおり、FIFAの会長は2027年に再選出馬する。何も変わっていない。インファンティーノ氏は立候補する予定だ」と発表。すでに複数の欧州の加盟協会がインファンティーノ会長の不支持を表明しているが、FFFは10日に行われた理事会において、フィリップ・ディアロ会長が支持撤回を正式に決定した。

 FFFは10日、以下の声明を発表した。

「フィリップ・ディアロ会長の招集により開催されたフランスサッカー連盟の理事会は、2027年3月18日にモロッコのラバトで開催されるFIFA会長選挙に関し、ジャンニ・インファンティーノ氏への支持を撤回することを全会一致で決定しました」

「当初、同氏(当時は次期会長選の唯一の候補者でした)への支持を表明していましたが、その支持を正当化する条件はもはや満たされていません」

「FIFA会長による近年の取り組みがサッカーのイメージと結束を著しく損なってきたという状況を背景に、フランスサッカー連盟は、2027年3月に予定されているFIFA会長選挙において、ジャンニ・インファンティーノ氏への支持を撤回することを決定しました」

「FFFは、FIFAのガバナンスの抜本的な改革に着手し、卓越性と連帯を融合させることでこのスポーツの発展を継続させるため、大陸連盟、各国協会、そしてすべてのステークホルダー(選手、ファンなど)と協議の上、世界のサッカーのビジョンを策定するよう求めます」