舞台『アース製薬presents「Mother〜特攻の母 鳥濱トメ物語〜」』の取材会が10日に都内で行われ、酒井美紀、松本明子、ワッキー(ペナルティ)、脚本・演出の藤森一朗氏が登場した。
鳥濱トメ役の酒井美紀「やっぱり自分の役者人生の中でとても大きい」
舞台「Mother〜特攻の母 鳥濱トメ物語〜」は、2009年が初演で今年で15回目の上演。鹿児島県南九州市知覧町郡に実在した「富屋食堂」を舞台に、特攻隊員たちから“母”と慕われ、戦後「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメの半生を描いた作品。プロデューサーはワッキーが務め、自らも警察署長の福田勉役で出演する。2026年10月21日〜10月25日にシアターH(東京都品川区)で全8回の公演が予定されている。
鳥濱トメ役を演じる酒井は「戦争ものはあまりやったことがなくて、16歳のときに『ひめゆりの塔』という映画をやったぐらい」としつつ、「役者とか演劇というものは、みなさんに伝承していく、ということがすごく大きな役割としてあると思う。こういった歴史的な史実ものをやれるチャンスがきたということは、やっぱり自分の役者人生の中でとても大きい」と本作へ出演する思いを語った。続けて「史実に基づいた内容のものをみなさんにこれから伝えていく。それが今できることは、とても幸せ」と笑顔をみせた。
演じる鳥濱トメ役についての準備を聞かれると、酒井は「お孫さんや娘さんたちが残してくれた資料がいろいろとあるので、そういったものを読ませてもらって、『トメさんってどんな人だったのかな』といろいろと研究している」と説明。さらに、これからの稽古を前に「それぞれの役にしっかり向き合っていく、というのはあるけど、やっぱり家族みたいな空気がちゃんと稽古場で醸成されるといいなと思っています」と稽古への思いを明かした。
酒井は、本作のプロデューサー兼警察署長役を務めるワッキーからオファーを受けたそうで、ワッキーについて「すごい熱い方なんですよ。情熱があふれ出ている方。オファーをいただいたときも、もうその熱い思いに圧倒されたというのがある。もともと熱い気持ちを持った方だけど、『Mother』に対してもすごくある」と印象を明かし、「芸人さんとしてのワッキーさんと役者としてのワッキーさんは違う顔がありますね。(稽古が)楽しみです」と語った。


