Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)は2026年9月2日、Z世代のMBTIについての意識調査の第2章インサイトサマリー「自分を語るための、借り物の言葉」を公開した。本調査は、全国の18~24歳のZ世代500名を対象に、2025年7月にインターネットを利用したアンケート調査を実施したもの。
Z世代の82.2%がMBTIで自己理解を実感
MBTIを通じて「自分のことを理解できた」と回答した人は82.2%だった。内訳は「とても思う」が33.6%、「やや思う」が48.6%。一方、「あまり思わない」は13.2%、「全く思わない」は4.6%となった。
自分の特徴を短い言葉で整理できることが、自己理解につながっていると考えられる。
タイプの特徴まで知る人では94.5%が自己理解を実感
MBTIのタイプについて、特徴や性格まで把握している層では、94.5%が自己理解へのプラスを感じていた。一方、診断結果の4文字のみ覚えている層では62.7%、自分のタイプを知らない層では11.5%にとどまった。
診断結果の4文字を覚えるだけでなく、タイプの説明を自分自身に当てはめて理解することが、自己理解の実感につながっているという。
48.4%がMBTIを知って「自分の短所を受け入れやすくなった」
MBTIを知ってから、自分の短所を受け入れやすくなった人は48.4%だった。「変わらない」は49.8%、「受け入れにくくなった」は1.8%となった。
短所に理由を与えることで、自分を理解するきっかけになっていると考えられる。
48.4%が「自分のことを話しやすくなった」
MBTIを知った後、自分のことを「とても・やや話しやすい」と回答した人は48.4%だった。「変わらない」も48.4%、「話しにくい」は3.2%となった。
MBTIを知る前には、34.6%が自分のことを話しづらいと感じていた。4文字のタイプが、自分自身を一から説明する負担を軽くする「借り物の言葉」になっているという。
もともと自分を話しづらかった人では74.0%が効果を実感
MBTIを知る前に自分のことを話しづらいと感じていた層では、74.0%が知った後に話しやすさへのプラスを感じていた。一方、以前から自分のことを話しづらいと感じていなかった層では、プラス評価は34.9%だった。
もともと自分のことを言葉にするのが難しかった人ほど、MBTIによる効果を感じていることがわかった。MBTIは、自己開示が得意な人をさらに饒舌にするだけではなく、言葉に困っていた人が話し始めるための型として機能していると考えられる。
MBTIは自分を語るための「借り物の言葉」に
今回の調査では、MBTIがZ世代にとって、自分を決めるラベルではなく、自分の特徴を理解し、人に説明するための補助線になっている実態が明らかになった。一方で、診断結果が本人のすべてを正確に表すわけではない。
MBTIの4文字をそのまま結論とするのではなく、自分自身で説明を加えたり、違うと感じた部分を否定したりしながら、現在の自分に合わせて捉えることが重要だという。
なお、本調査および調査研究レポートでいう「MBTI」には、回答者が日常的にMBTIと呼ぶ無料の16Personalities診断や、4文字タイプを使ったSNSコンテンツが含まれる。正式なMBTI assessmentの受検経験を示すものではない。





