地域に根ざした取り組みにも注力
最後に、劇場支配人に話を聞いた。主な業務は、予算の管理や部署の進行状況のチェック。チケットの売り上げが伸びていない公演があればSNSでプロモーションに力を入れるよう促し、動画の切り抜きを作るようにアドバイスをすることもあるという。また「私は、もともとマネージャーをやっていました。若手芸人とも良い関係性を築けているので、プロデューサーとして、何組かの若手に声をかけて独自公演を組むこともあります」と支配人。
――大宮ラクーンよしもと劇場ならではの特徴はありますか?
ルミネtheよしもと、なんばグランド花月(NGK)では一見さんに向けた公演をたくさん行っています。神保町よしもと漫才劇場、渋谷よしもと漫才劇場では、芸人さんサイドから「この人とライブをやりたいです」というリクエストがあり公演を組んでいます。でも当劇場は“企画開発劇場”とも言われてまして、劇場側が企画を考えて芸人さんにやってもらうケースが多いんです。大宮セブンだったり、中堅層の芸人さんを応援してくださるコアなファンの方も来られるので、そのあたりを考慮して企画を進めています。
――大宮という立地から、他県から来られるお客さんも多いのでしょうか?
そうですね、 週末に「県民割引」を実施する日などもあり、埼玉県内から来られるお客さんが多いんですが、新幹線も停まる駅ですし、北関東を中心に他県からお越しになる方も年々増えている印象があります。
――大宮セブンがさいたま観光大使に就任するなど、他の劇場では見られない取り組みもありますよね。
もともと先代の支配人が「埼玉を盛り上げよう」という思いの強い人物でした。例えば、大宮駅の開業日(1885年3月16日)にちなんで制定された「おおみや鉄道の日」に、大宮セブンが駅西口広場に出向いてライブを行っており、コーナーには駅長も参加してくれます。駅構内の大型モニターには、昨年はタモンズ、今年はマヂカルラブリーが登場して大宮ラクーンよしもと劇場を宣伝しています。先日はそごう大宮店で、すゑひろがりずがお菓子を配るイベントに参加しました。今後も、地元とのつながりを大事にしていきたいですね。
――大宮ラクーンよしもと劇場に来るお客さんにメッセージをお願いします。
大宮セブンは忙しいスケジュールの中、毎月この劇場でライブを行っております。2022年から、オーミヤンズV(デニス、ダンビラムーチョ、素敵じゃないか、ド桜)も月1回のライブを行うようになりました。ほかの劇場では見ることのできない、ディープなお笑いをお届けできるのが大宮の魅力です。今後も、大宮ならではの面白い公演をどんどん企画していきますので、是非、たくさんの方に足を運んでいただけたら幸いです。



