AZWAYは2026年8月26日、「入会して続いたか、幽霊会員になったか」に関するアンケート調査の結果を発表した。本調査は2026年6月8日~7月1日、ジム・フィットネスクラブへの入会経験がある20~60代の男女300人を対象に、インターネット調査で行われた。
ジム入会後、7割超がすでに退会。「現在も週1回以上通っている」は22.7%
まず、ジムへの加入状況を尋ねたところ、「以前通っていたが退会した」(71.3%)が最多となった。次いで「現在も通っている(週1回以上)」(22.7%)、「入会中だがほとんど行っていない(幽霊会員)」(4.7%)、「入会したが一度も行かずに退会した」(1.3%)と続いた。
ジムへの入会経験者のうち、現在も週1回以上通っている人は22.7%だった。一方、「以前通っていたが退会した」と「入会したが一度も行かずに退会した」を合わせると72.6%となり、7割超がすでに退会している。
「行かずに会費を払い続けた」幽霊会員の経験は59.0%、「1年以上」も7.0%
「行かなくなったのに会費を払い続けた(幽霊会員だった)」期間を尋ねたところ、「幽霊会員の経験がない」(41.0%)に対し、幽霊会員の経験がある人は59.0%だった。
期間別では「1ヶ月未満」(9.0%)、「1~2ヶ月」(21.3%)、「3~5ヶ月」(13.7%)、「半年~1年」(8.0%)、「1年以上」(7.0%)。「1~2ヶ月」が最も多かった一方、「半年~1年」(8.0%)、「1年以上」(7.0%)と、長期間にわたって会費を払い続けた人もいる結果となった。
幽霊会員で無駄にした会費、37.6%が「1万円以上」
幽霊会員の間に無駄にした月会費の総額を、幽霊会員経験を申告した181人に尋ねた。「5,000円未満」(25.4%)が46人、「5,000~9,999円」(37.0%)が67人、「10,000~19,999円」(19.3%)が35人、「20,000~49,999円」(13.3%)が24人、「50,000円以上」(5.0%)が9人となった。最も多かったのは「5,000~9,999円」(37.0%)で、「5,000円未満」(25.4%)と合わせると62.4%が1万円未満にとどまった。
一方、1万円以上を無駄にした人も37.6%となり、2万円以上では18.3%、5万円以上では5.0%となった。幽霊会員の期間が長くなるほど、無駄にした会費も膨らむ傾向がみられる。
また、契約している、またはしていたジムの月会費について尋ねたところ、「5,000~7,999円」(34.3%)が最多だった。1万円未満の人は84.7%を占めている。月数千円の会費でも、通わない期間が長くなれば数万円に達する可能性がある。
ジムに行かなくなった理由、1位は「面倒・モチベーションが続かない」
ジムに行かなくなった、または通う頻度が減った理由を尋ねたところ、「面倒・モチベーションが続かない」(47.0%)が最多となった。次いで「仕事が忙しくなった」(38.3%)、「引っ越し・転職で通いにくくなった」(15.0%)、「混んでいて快適に使えない」(13.7%)、「体調を崩した・ケガをした」(13.3%)と続いた。
そのほか、「効果を感じなかった」(7.7%)、「人間関係のストレス」(3.7%)となった。「行かなくなった経験がない」(18.3%)との回答もあった。
「面倒・モチベーションが続かない」(47.0%)と「仕事が忙しくなった」(38.3%)が上位となり、日常生活の中でジムに通う優先順位が下がっていくことが、継続を妨げる大きな要因となっていることがうかがえる。
続いた人が実践した工夫、1位は「通いやすい立地のジムを選んだ」
ジムを続けるために効果があった工夫を尋ねたところ、「通いやすい立地のジムを選んだ」(64.7%)が最多となった。次いで「行く曜日・時間を固定した」(20.7%)、「友人・パートナーと一緒に通った」(17.3%)、「記録アプリで成果を可視化した」(8.3%)、「月額ではなく都度払い・チケット制にした」(4.7%)、「パーソナルトレーナーをつけた」(3.7%)と続いた。一方、「特に工夫していない・続かなかった」(20.7%)となった。
「通いやすい立地のジムを選んだ」は2位以下を大きく引き離す結果となった。
さらに、現在も週1回以上通っている継続者68人と、幽霊会員経験者177人を比較したところ、「通いやすい立地のジムを選んだ」は継続者で75.0%、幽霊会員経験者で54.8%となった。また、「特に工夫していない・続かなかった」は継続者で4.4%、幽霊会員経験者で29.4%だった。
ジムを続けられるかどうかは、意志の強さだけでなく、通うハードルをどれだけ下げられるかも関係していることがうかがえる。
月会費の「元が取れた」実感、継続者は83.8%、幽霊会員経験者は39.0%
月会費の元が取れていると感じるかを尋ねたところ、「十分取れている」(14.7%)、「まあまあ取れている」(36.3%)、「あまり取れていない」(33.7%)、「まったく取れていない」(15.3%)となった。「十分取れている」と「まあまあ取れている」を合わせた「取れている」は51.0%となった。
一方、現在も週1回以上通っている継続者では83.8%が「取れている」と回答したのに対し、幽霊会員経験者では39.0%となった。同じ月会費でも、ジムに通えるかどうかによって「元が取れている」という実感に差が生じている。
次にジムを選ぶとき、最も重視するのは「自宅・職場からの近さ」
次にジムを選ぶ際に一番重視することを尋ねたところ、「自宅・職場からの近さ」(57.3%)が最多となった。次いで「月会費の安さ」(17.3%)、「少人数・空いている」(9.7%)、「24時間営業」(9.3%)、「設備・マシンの充実度」(5.7%)と続いた。「自宅・職場からの近さ」(57.3%)は、「月会費の安さ」(17.3%)の3倍以上となり、設備やマシンの充実度を重視する人は5.7%だった。
一度ジムに通った経験がある人ほど、ジムの設備や料金だけでなく、実際に通い続けられる環境を重視していることがうかがえる。
幽霊会員になった後悔、続けるための工夫とは?
自由記述では、幽霊会員になった人の後悔や、ジム通いを続けるために実践した工夫についての声が寄せられた。
・「マシンを使いこなせず、最後はお風呂に入りに行っていた。」(30代・退会)
筋トレ目的で契約したものの、マシンを使いこなせず、常連の目も怖くなり、最終的にはお風呂に入りに行くようになったという。痩せることもできず、お金を無駄にしたと振り返り、初心者こそトレーナーをつけるべきだったと後悔している。
・「1回サボると500円損、と考えたら行く動機になった。」(30代・退会)
月額6,000円ほどで週3回通っていた時期は、近隣の市営施設が1回600円だったことから、十分に元が取れていたという。1回休むごとに500円損すると考えることで通う動機につなげ、家から近いジムを選んだことで雨の日でも続けられたと振り返っている。
・「家探しの条件が『ジムから近いこと』。」(40代・現在も週5~7日通う)
1年分をまとめて支払うことで月会費1ヶ月分がお得になる契約を活用し、ほぼ毎日通っているという。自宅の物件探しでも「ジムから近いこと」を条件として重視したといい、続けやすい環境を先に整えることが大切だと話している。
・「徒歩10分でも面倒で続かなかった。」(30代・退会)
自宅から徒歩10分の小規模ジムを選んだものの、歩いて行くこと自体が面倒になったという。モチベーションが続いたのは最初の3ヶ月ほどで、週3回から週1回に減り、退会。天候にも左右されるため、「車で通えるジムにするべきだった」と振り返っている。
・「帰りのハードルまで考えて選ぶ。」(20代・現在も通っている)
家からの近さが一番大切だといい、「行けるかも」と思ったタイミングですぐ行ける環境に加え、運動で疲れてもすぐ帰れることの心理的な効果が大きいと話している。
これらの声からも、ジム通いを続けるには、入会後に頑張るだけでなく、通うハードルを下げられる場所を最初に選ぶことが重要だといえそうだ。






