プラネットは8月17日、洗濯に関する意識調査の結果を発表した。調査は2026年6月26日~7月6日、4,000人を対象にインターネットで行われた。

半数強が "毎日洗濯"、洗剤は "液体洗剤" が主流

洗濯の頻度をたずねたところ、「1日に1回程度」が40.4%で最多に。出勤前、日中、帰宅後などというように、日課に洗濯を組み込んでいる人も多いことがうかがえる。これに続くのが「週に2~3回程度」23.5%。ある程度まとめて洗濯したほうが効率的、などの考えも背景にありそうだ。「週に4~5回程度」と「1日に複数回」も1割強の人が挙げた。「1日に1回」と「1日に複数回」の合計は52.9%と、半数の家庭では毎日洗濯していると回答した。これを世帯人数別にみると、当然のことながら「1日に1回」と「1日に複数回」の合計値は人数が多いほど高くなり、世帯人数4人72.3%、5人79.6%と上昇し、6人以上では実に81.6%に。一方で、洗濯物の量が少ない単身世帯では19.5%にとどまり、4割の人は「週に2~3回」と回答。「週に1回程度」まとめて洗濯する人も19.3%(平日・休日計)いた。

  • 「普段、どれくらいの頻度で洗濯をしますか」への回答

    「普段、どれくらいの頻度で洗濯をしますか」への回答

洗濯の際に使っている洗剤類・グッズでは、"毎回"使うものとして7割の人が挙げたのが「液体洗剤」。洗剤で比較すると「粉末洗剤」16.4%、「ジェルボール洗剤」7.9%、「固形洗剤」1.8%と「液体」が圧倒的となった。「柔軟剤」も4割強が毎回使っている。"衣類や素材によって" 使うもののトップは、24.3%の「おしゃれ着用洗剤」。物価高のなか、今までクリーニングに出していたおしゃれ着を自宅での洗濯に切り替える人も増えていそうだ。「漂白剤」「部分用洗剤」といった汚れ具合によって使うアイテム、シャツをパリッと仕上げたい時に使う「洗濯のり」は1割前後の人が挙げた。「使わない/あてはまるものはない」と、洗濯のルーティーンを粛々と日々続けている人も半数近くにのぼった。

  • 「洗濯の際にどのような洗剤類やグッズを使用していますか」への回答

    「洗濯の際にどのような洗剤類やグッズを使用していますか」への回答

洗剤は"洗浄力"重視、容量は "大" "小" が拮抗

洗濯用洗剤を購入する際の重視点をたずねたところ、洗剤の存在意義ともいえる「洗浄力、汚れ落ちのよさ」が64.5%でトップとなった。「抗菌力・消臭力」も4割にのぼった。前回調査(2024年9月公表)の28.8%より11.2ポイントも上昇している。また物価高が続く現状を反映してか、「低価格」27.5%が3位となり、「黄ばみが落ちる」「仕上がり具合が良い」といった洗剤自体の性能に関する項目を上回った。

  • 「衣類用洗剤を購入する際に何を重視していますか」への回答

    「衣類用洗剤を購入する際に何を重視していますか」への回答

店頭にはさまざまな容量サイズの洗濯用洗剤が並んでいるが、家庭で主に洗濯を担っている人にどの容量を選択しているかをたずねた結果をみると、「500ml以下」9.3%、「~1kg」35.6%と、1kg以下が合計44.9%に。取り扱いのしやすさのほか、「徒歩や自転車で持ち帰るのは1kgが限界」と考える人もいそうだ。割安感がある大容量の詰め替え品といえる「1.0kg以上」は合計35.8%と、少量派と大容量派は拮抗した。

  • 「どれくらいの容量の洗濯用洗剤を購入することが多いですか」への回答

    「どれくらいの容量の洗濯用洗剤を購入することが多いですか」への回答

"主に洗濯する人"と"それ以外の人"の意識差は?

次に、洗濯をする際に意識することについて、世帯で主に洗濯を担っている人と、それ以外の人の結果を比較した。トップはともに「まとめて洗濯する」各45.1%・30.9%。両者の差は14.2ポイント開いたものの、家事を効率化しようという意識は共通のようだ。2~4位は、前者が「衣類のタグ表示に従って洗う」「こまめに洗濯する」「衣類の種類や汚れ具合、色ごとなどに分けて洗う」が約2割で並んだのに対し、後者は「こまめに洗濯する」が16%と低く、それ以外は19%台に。家族に洗濯してもらっている人は、タグ表示や分別洗いといった自分の衣類の仕分けまでは意識するが、その先までは意識が向ききれてないのかもしれない。5位以下は具体的な洗濯の仕方に関わる項目が多いこともあり、主に洗濯を担っている人とそれ以外の人との間に倍以上の差がついた項目が多くなっている。こうしたなか、両者の差が1.1ポイントと小さいのが「自宅での洗濯とコインランドリーを使い分ける」。洗濯物をコインランドリーまで車で運ぶなど、自分が関わるためか。両者の差が最も開いたのは「特に意識していることはない」で、前者が18.2%どまりだった一方で、後者は37.3%と19.1ポイントの差がついた。

  • 「洗濯をする際にどんなことを意識していますか」への回答

    「洗濯をする際にどんなことを意識していますか」への回答

"屋外干し"主流も、静かに進む"自動化"

次に、どのように洗濯物を乾かしているのか、過去2回の調査と比較した。「屋外に干す」は前々回70.5%から、コロナ禍を経た前回は天日干しによる殺菌効果を意識してか73.6%に上昇した後、今回は68.6%に低下。これとは逆に「屋内に干す」は、前々回59.5%から前回56.9%に低下後、今回59.0%と2.1ポイント上昇している。前々回と今回を比較すると、「屋外」は1.9ポイント、「屋内」は0.5ポイント低下している。これを埋め合わせているのが3位以下の3項目。「浴室の乾燥機能」「自宅の衣類乾燥機」「コインランドリーなど自宅外の乾燥機」の利用は、いずれも前回調査より3ポイント前後上昇している。衣類の乾燥にも "自動化" の波が押し寄せているようだ。

年代別では、「屋外に干す」は20代で55.8%だが、50代より上の年代では7割超、特に70代以上は82.7%と、年代が上がるにつれて外干し派が増える傾向が鮮明になっている。一方、「屋内に干す」は年代によるばらつきが「屋外」より小さく、最大値と最小値の差は「屋外」の26.9ポイントに対し、「屋内」は16.8ポイントだった。また、「浴室の乾燥機能」「自宅の衣類乾燥機」はともに30代が最高値となったた。結婚・出産などのライフイベントを迎える年代であることから、家事負担軽減のために導入や購入を決断する人が少なくないのかもしれない。

  • 「あなたの家庭では洗濯物をどのように乾かしていますか」への回答

    「あなたの家庭では洗濯物をどのように乾かしていますか」への回答

面倒な"たたむ" "干す" "アイロンがけ"

他の家事と比較して、洗濯は機械に頼る部分が大きいと言える。とはいえ、「洗う」「乾燥する」は自動化できても、分別洗いのために「洗濯物を仕分ける」、乾いた洗濯物を「たたむ」など、どうしても人の手が必要な工程がある。そこで、洗濯に関する作業で、特に面倒だと感じることをたずねた。

41.0%と最多だったのは「洗濯物をたたむ」。洗濯物の量はもちろんのこと、シーツやマット系など大物をたたむのは骨が折れるもの。「洗濯物を広げて干す」が「乾いた洗濯物の取り込み」を13.2ポイント上回るのは、濡れて重くなった洗濯物を物干し竿まで持ち上げて…という作業への負担感の表れかもしれない。「洗濯物のアイロンがけ」も23.7%にのぼった。洗濯自体に関わる作業としては「汚れ部分の下洗い、つまみ洗い」17.7%以外の項目は1割弱にとどまった。性年代別では、全体的に男性より女性のほうが高率を示す項目が多いのは、女性の家事負担が依然として大きいことがうかがえる。また、「洗う」「干す」「たたむ」に関わる項目は子育て世代、「アイロンがけ」は壮年~高齢女性で高い割合を示した。

  • 「洗濯に関する作業で、特に面倒だと感じることはなんですか」への回答

    「洗濯に関する作業で、特に面倒だと感じることはなんですか」への回答

日々の洗濯、こだわりや悩みはさまざま

最後に、洗濯の際に気を付けていること、日々の洗濯に感じることなどを自由回答で求めた。

洗濯は好き? 苦手?

  • 「家事の中で洗濯が一番好き。晴れていると布団干しまでしてしまい、腰痛になったりする。シーツやズボンがパリパリに乾くとテンションが上がる。雨で部屋干しを余儀なくされると、つまらない気分になる」(女性・50代)
  • 「毎日洗濯ものが必ず出るので、達成感がない家事の一つ」(女性・60代)
  • 「洗濯が苦手なので、必ず夜にやるというふうにルーティーン化している」(女性・20代)

洗濯・干し方のスタイルも人それぞれ

  • 「ドラム式洗濯機を使用していて、ぎゅうぎゅうに洗濯物を詰め込みすぎるとしわができやすいことに気づいて、なるべくパンパンにならない程度で回している。だから1日2回洗濯機を回している日が時々ある」(女性・40代)
  • 「雨の日も極力、洗濯するようにしています。洗濯物が溜まると汚れが固着して汚くなるからです」(男性・40代)
  • 「洗濯機から取り出したら乾燥機でシワを取り、室内干し、乾いたらまた乾燥機でふわっと柔らかくなるようにしてから畳む」(女性・70代以上)
  • 「ベランダで洗濯物を干しています。日に当たると色があせるので裏返して干します。他の方に聞いたら、右向き左向きと午前午後で向きを変えると言っていました」(女性・70代以上)
  • 「ずっと部屋干しだったが、結婚して2人暮らしをはじめたら洗濯物の量が多いのか、朝起きたら部屋が結露で水浸し、洗濯物の生乾き臭がすごく、外で干すようになった」(女性・20代)
  • 「以前は外干しでしたが、室内干しに変えてから天候や花粉、階上の目等を気にする事も無くなり、精神的にも肉体的にも少し楽になった気がします」(女性・70代以上)
  • 「洗濯後5時間で乾かすと生乾きのにおいがつかないという話を聞いたので、除湿機を使ったり、サーキュレーターを使ったりして出来るだけ早くに乾燥できるようにしている」(女性・40代)
  • 「コインランドリーのガス乾燥機なら天候・昼夜を問わず利用できるので重宝している」(男性・50代)

アイテムの使い方、こだわり

  • 「とにかく生乾き臭が嫌なので、ニオイ防止をうたう洗剤をかなり試したが、どれも納得できる仕上がりにはならず。最近はクエン酸が入った柔軟剤を使い、かなりニオイが軽減された気がする」(女性・50代)
  • 「フローラルの香りが好きなのでおしゃれ着用の洗剤は香りがシッカリ残るものを使っています。分けるのが面倒で夫の洗濯物もいっしょに洗うと、甘い香りのオジサンになります」(女性・60代)
  • 「寝具を洗う時は柔軟剤を使うようにしています。ふわふわになって良い香りで眠れるのでリラックスします」(女性・30代)
  • 「洗濯に楽しみを取り入れようと思い、柔軟剤を数種類買って気分に合わせて使い分けています」(女性・30代)

洗濯の悩み、家族への感謝も

  • 「自分が洗濯担当で洗いから畳むまですべてやらないといけないので大変。量も多くて大変」(男性・40代)
  • 「自分は柔軟剤を使いたくないが、家族が各々柔軟剤を買ってくる。洗濯物を分けて別々の柔軟剤を入れるのは面倒だ」(女性・60代)
  • 「洗濯は苦手なので夫の担当にしている。夫は仕分けや洗剤など細かいところまで気遣いできる」(女性・50代)
  • 「妻にやってもらっているので感謝です。雨の日に「洗濯物を入れといて」とお願いされたのを忘れた時は怒られました」(男性・50代)