チェルシーについて言及したG・ネヴィル氏 [写真]=Getty Images

 元イングランド代表DFガリー・ネヴィル氏が、チェルシーの補強方針が転換していることを支持した。29日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 チェルシーは近年、若手選手と長期契約を締結する補強方針を貫き、ベテラン選手の獲得を避けてきたが、安定感の欠けるシーズンが続いており、昨シーズンは監督交代が続いたことも影響し、プレミアリーグで10位に終わり、新シーズンは欧州大会の出場権を逃している。

 このような状況から、クラブ上層部はスポーツディレクターが主導していた補強方針の転換を示唆。その影響でヘッドコーチとしてではなく、前任者たちよりも大きな権限が与えられるマネージャーとして今夏に就任したシャビ・アロンソ新監督は、今夏の移籍市場では経験豊富な選手の獲得も狙っていることが明らかになっている。

 チェルシーでは元ブラジル代表DFチアゴ・シウヴァ(現:フルミネンセ)が2024年5月に39歳で出場して以降、全公式戦123試合で30歳を超える選手が1分も出場していない状況となっていることがデータサイト『OPTA』で伝えられていたなか、現在はブライトンに所属する35歳の元イングランド代表FWダニー・ウェルベックと、ブレントフォードとの契約解除となった36歳の同代表MFジョーダン・ヘンダーソンと、いずれも2年契約を締結する見込みであることが報じられている。

 これが実現すれば、ヘンダーソンは契約を解除したため、フリーでの加入となるが、ブライトンとの契約を残しているウェルベックは非公開ながら移籍金が発生することから、チェルシーにとっては2022年以来、ウェルベックは移籍金を支払って獲得する26歳以上の選手となる。

 チェルシーがこのような方針転換を見せていることについてG・ネヴィル氏は「ここ3、4、5年のチェルシーを見ていれば、クラブ全体に経験不足があることは明らかだった」と指摘しながら、トップチームが競争力を維持するためにベテラン選手は必要不可欠な存在であることを強調した。

「ロッカールームで適切な振る舞いや責任感、規律の守護者となるような、優れたベテラン選手をチームの背骨に据えることは、魔法でも何でもない。何十年にもわたって、あらゆるトップチームが実践してきたことなんだ」

「プレミアリーグ優勝の経験を持つジョーダン・ヘンダーソンやダニー・ウェルベックを迎え入れるわけだが、彼らの役割はピッチ上と同じくらい、ピッチ外でも重要になるだろう。彼らは今でもシーズン25〜35試合に出場して貢献できる実力者だが、それ以上に、若手選手たちが毎日しっかりと準備を整え、全力で取り組めるよう導いてくれるはずだ」

「これまでのチェルシーには、ピッチ内外で真のリーダーシップを発揮したり、適切な指導を行ったりできる存在がいなかったように思う。だが今、彼らにはそれができる人材が加わろうとしているんだ」