
Jリーグは28日、2026-27シーズンのAFCクラブ競技会に出場する6クラブに対するサポート内容を発表した。同サポートは、JFA(日本サッカー協会)と共同で実施する。
対象となるのはAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2026-27と、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)2026-27に出場する計6クラブで、資金面、競技面、運営面などで幅広い支援が予定されている。
Jリーグによる支援では、ACLE出場クラブに1クラブあたり1億円、ACL2出場クラブに同5000万円のサポート配分金を支給。2025-26シーズンの支援総額は5000万円だったが、総額5億5000万円へと大幅に増額されたことが明かされた。
ACLEファイナルズ(※準々決勝以降のセントラル開催ステージ)進出クラブには、往路の移動チャーター機が最大で2機手配され、各大会のステージに応じて渡航費の20~40%も支援される見込み。具体的には、ACLEではリーグステージおよびラウンド16で渡航費の40%が、ファイナルズで渡航費の20%が支援され、ACL2ではグループステージおよびラウンド16で渡航費の40%が、準々決勝以降で渡航費の20%が支援される。
また、2026-27シーズンより新設された制度として、ACLEのプレリミナリーステージ(予選ステージ)に出場するガンバ大阪に対しては、1000万円の支援が行われる。
このほか、Jリーグからは、ホームゲームの集客促進を目的としたプロモーション費として、1試合あたり300万円が補助される。ACLEでは、リーグステージの8試合中4試合がホーム開催で、ホーム&アウェイ形式での開催となるラウンド16も含めて、最大5試合のホームゲームが予定されており、最大1500万円のプロモーション費が支援される。ACL2は、グループステージで3試合のホームゲームが実施され、準決勝まで勝ち進めば、最大で6試合のホームゲームが開催予定。これらの大会規定より、ACL2出場クラブは最大で1800万円まで支援を受けられる。
一方で、JFAによる支援としては、各ステージ勝ち上がり時にクラブに対して勝利給が支給されることが明かされた。
同時に、Jリーグは国内大会の日程調整を行い、AFCクラブ競技会前後で可能な限り中3日のスケジュールを確保するため、Jリーグの全クラブに協力を呼びかけるほか、ACLEのラウンド16においては、第1戦と第2戦の間に、2026/27明治安田J1リーグ等の国内大会の日程変更も実施する見込み。加えて、リーグとして保持する分析データやスカウティング映像の提供、映像編集サポートなどにも取り組む予定で、リーグとして、ACLEおよびACL2を戦うクラブを競技面でもサポートしていく。
さらに、ホームゲーム開催時には、AFCとの調整役を担うローカルジェネラルコーディネーター(LGC)や、記者会見・中継対応などを担当するローカルメディアオフィサー(LMO)を派遣する。
LGCはAFCマッチコミッショナー、対戦両クラブ、関係各所と連携し、AFCのレギュレーションやガイドラインに沿ってホームゲーム開催時の各種準備、試合運営全般をコーディネートする。一方で、LMOはメディア、中継局、対戦両クラブ等と連携し、AFCのレギュレーションやガイドラインに沿ってホームゲーム開催時の記者会見等のメディアオペレーションや中継関連の準備をコーディネートする。両者ともにAFCが定める役職だ。
加えて、AFCとの各種調整や選手・オフィシャルの登録業務もサポートし、クラブが競技に専念できる環境づくりを後押しする方針が発表された。
ACLE・2026-27は、これまでの東西24チーム制から32チーム制への移行が決定している。同決定に伴い、Jリーグからの出場枠も増加。ACLE・2026-27には、2025明治安田J1リーグを優勝した鹿島アントラーズ、同リーグを2位で終えた柏レイソル、同リーグを3位で終えた京都サンガF.C.、そして明治安田J1百年構想リーグを制したヴィッセル神戸の4チームが、リーグステージにストレートインする。
ACL2・2025-26を優勝したG大阪は、先の通り、ACLE・2026-27のプレリミナリーステージから出場。同予選ステージは8月11日の開催で、アウェイで江原FCとの対戦が決まっている。
加えて、ACL2・2026-27には、天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会でチャンピオンに輝いたFC町田ゼルビアが出場する。こちらは既にグループステージへの出場権を確保。現時点では、Jリーグからの参加チームは町田のみの予定だが、仮にG大阪がプレリミナリーステージで敗れた場合は、ACL2・2026-27のグループステージに参戦する。
【ハイライト動画】昨季はACL2でG大阪が記念すべき初優勝!