![トランプ大統領(右)との関係性も話題となったインファンティーノ会長(左) [写真]=Getty Images](index_images/index.jpg)
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長がFIFAワールドカップ2026を総括した。
スペイン代表の4大会ぶり2度目の優勝で幕を閉じたFIFAワールドカップ2026。アメリカ、メキシコ、カナダの3カ国で共催され、史上最多48チームが参加した今大会はハイドレーション・ブレイクや決勝でのハーフタイム・ショーなどの新たな取り組みも実施。初のダイナミックプライシング導入によってチケット代が高騰したこともあり、収益は当初の見込みを大幅に上回る150億ドル(約2兆4500億円)になる見込みと報じられている。
一方、ハイドレーションブレイクやハーフタイム・ショーに対しては批判的な意見も少なくない。また、イラン代表への渡航制限やアメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領が働きかけたとされる同国代表FWフォラリン・バログンの出場停止処分猶予などをめぐり、FIFAおよびインファンティーノ会長への批判も相次いだ。
大会閉幕から一週間が経過し、インファンティーノ会長はFIFAを通じて声明を発表。「ペンや紙、あるいは画面の向こう側から憎悪や根拠のない噂を広めている人々へ。あなた方が隠れている間、我々FIFAは最前線に立ち、大会運営に奔走し、世界最高のショーを届けた。あなた方が身を潜めている間、我々はカナダ、アメリカ、メキシコの街をめぐり、ファンと語り合い、人々と交流し、すべての人の安全を確保した。あなた方が分断を生む一方で、我々は団結した」と批判に反論しつつ、「暴力やトラブルは一切なく、安全性とセキュリティは万全で、そこにはただ喜びと幸せだけがあった」と大会の成果を強調した。
イラン代表への対応については「我々は戦争状態にある二つの国を団結させるため絶えず努力を重ねてきた。イラン代表チームは何のトラブルや衝突もなくアメリカに入国できた。彼らがプレーし始めると、罵声や批判の叫びは一つの歌声に変わり、チームを力強く後押しした。これこそサッカーの力だ。サッカーは平和のためのものであり、政治のためのものではないからこそ、彼らは入国ビザを所得できた」と分析した。
また、物議を醸したバログンの出場停止処分猶予を念頭に置いてか、「関係当局によるいくつかの決定に対する不満は理解できる。しかし、公的な記録に目を向けてみてほしい。そうした決定は世界有数の主要リーグにおいて日常的に行われていることだ。実際、審判の議論の余地がある判定や奇妙な懲戒処分、誤審の可能性があるレッドカードやイエローカード、あるいは特定の状況下で選手に出場停止処分を科さないといった決定。これらは世界最大級のリーグにおいて日常茶飯事であり、広く受け入れられている。こうした慣行がある国が、まさにそのことを批判しているのは奇妙だ」と持論を展開している。