ドンデコルテ・滝音が語る、渋谷よしもと漫才劇場の魅力は?

舞台上や楽屋フロアでスタッフが準備を進める中、出演予定の芸人たちも続々と集まってくる。

本番前に話を聞いたのは、現在人気がうなぎ上りのドンデコルテ。渋谷よしもと漫才劇場について、小橋共作さんは「楽屋も舞台も、ちょうど良い広さです」と話す。渡辺銀次さんは「こちらの劇場とは、もう18年ほどのお付き合いです。デビューしたての頃は”出られない劇場”でした。ある程度、勝ち上がってからたどり着くところだったから。過去にはウケもしたし、むっちゃ滑りもしました。そういう意味では、愛憎相まみえる場所ですね」と話す。

半円劇場には、演者としてやりにくさも感じるという。「ほかの劇場と違って、視線を見上げる形になりますので。ただ、お客さんにしたら見やすいでしょう。芸人が舞台で寝転がっても、前の人の頭で見えない、ということがありません」と渡辺さん。

  • ドンデコルテの小橋共作さん(左)、渡辺銀次さん(右)

    ドンデコルテの小橋共作さん(左)、渡辺銀次さん(右)

――渋谷よしもと漫才劇場の魅力は何でしょうか?

渡辺さん:技術系スタッフに、超熟練のプロフェッショナルが集まっています。これは演者として感じるんですが、たとえば暗転がテンポよく、舞台転換も超速です。技術さんのレベルが高いので、消えもの(飲食物)を使ったイベントも行えます。舞台を絶対に汚さないようにブルーシートを敷けるスタッフさんがいて、芸人もそんな技術さんを信頼しているから安心してネタができるわけです。

小橋さん:そう言われてみれば。演じる側も、幅のあるネタができています。

  • ライブに出演するドンデコルテ

    ライブに出演するドンデコルテ

つづいて滝音の2人にも話を聞いた。秋定遼太郎さんは「ヨシモト∞ホールだった時代に、初めて単独ライブをやったときのことをよく憶えてます。まだ大阪所属やったけど、こっちで『単独ライブをやりませんか』って呼ばれて。お客さんの反応が温かくて、そこでやったネタでM-1も戦ったし、思い出深いです」と振り返る。さすけさんは「プロモーションがめっちゃうまいのも、ここの劇場の特長。XとかSNSの告知がむっちゃうまくて「これ見たなるなぁ」ってなるし、実際にお客さんもたくさん入ってくれる。こっちからしたら心強いですね」と裏方スタッフの仕事ぶりについても語ってくれた。

  • 滝音のさすけさん(左)、秋定遼太郎さん(右)

    滝音のさすけさん(左)、秋定遼太郎さん(右)

――渋谷よしもと漫才劇場に来場されるお客さんはどんな方たちですか?

秋定さん:これはオレの感覚なんやけど、10~20代で見に来てたんやろなっていう人が、いま30~40代になって、一緒に年齢を重ねていっている気がするんですよ。各々で生活は変わったけど、温かく見守ってくれてるような感じがする。

さすけさん:神保町で若手を見ているお客さんが、こっちにも足を運んでくれるようになった流れもあるのかな。渋谷には、お笑いの感度が高い人がたくさん来てくれるイメージがありますね。

――渋谷よしもと漫才劇場に来てくれるお客さんへ一言いただけますか?

さすけさん:劇場のアナウンスにも工夫がありますね。お客さんが来たとき、ロビーに滞在してるとき、終演後で変えていたり、ちょっとしたことなんですが面白がってもらえたら。出囃子とかも、季節によって変えていたり、その日漫才をやる芸人の好きな曲を使っていたりと、色んなとこに魅力がある劇場なので、ぜひライブを見に足を運んでください。

秋定さん:ハチ公前口が混みあっているので、分散して劇場に来てください(笑)

  • ライブに出演する滝音

    ライブに出演する滝音