「株主優待=QUOカードや食品」をイメージする人も多いでしょう。しかし近年は、物価高でレジャー費用の負担が増えるなか、優待を活用して休日を楽しむ個人投資家も増えています。今回は、7月に権利が取れる銘柄のなかから、体験型優待の3銘柄を紹介します。※サムネイル画像:PIXTA

◆体験型の株主優待でファンを確保している企業が!

株主優待にはさまざまな種類があります。QUOカードや食品、自社商品など実用品を受け取る優待も人気ですが、近年はサービスや体験を重視する投資家も増えています。

一方で、外食費や宿泊費、レジャー施設の利用料金などは以前より上昇しており、休日を楽しむためのコストは高くなっています。

そうしたなかで注目されるのが体験型優待です。飲食店で使える優待券やレジャー施設の割引券、スキー場のリフト券など、実際にサービスを利用できる優待は「使う楽しさ」があります。投資の成果を数字だけでなく体験として感じられることも魅力の1つです。

また、実際に店舗や施設を利用することで、その企業の強みやサービス内容を理解しやすくなります。株主でありながら利用者でもあるという立場になることで、企業への関心が深まり「ファン」となるケースもあるでしょう。

もちろん、優待だけで投資判断をするべきではありませんが、「投資を楽しみながら続けたい」という人にとって、体験型優待は魅力的な選択肢の1つといえるでしょう。

今回は7月に権利が取れる銘柄のなかから、休日を楽しむという視点で注目したい3銘柄を紹介します。

◆日本駐車場開発<2353>

日本駐車場開発<2353>は駐車場運営を中心に事業を展開しているほか、グループ会社を通じてレジャー施設や観光関連事業も展開しています。

株主優待では、500株以上の保有が対象となりますが、保有株数に応じて、駐車場利用割引やグループ施設の優待券などが提供されています。車で出掛ける機会が多い人にとっては、実際に活用しやすい内容です。休日にドライブや観光を楽しむ人にとっては、自分のライフスタイルと相性のよい優待といえるでしょう。

◆丸千代山岡家<3399>

丸千代山岡家<3399>は、ラーメンチェーン「ラーメン山岡家」を展開しています。北海道や北関東を中心に店舗網を広げており、熱心なファンを持つことで知られています。同社の株主優待では、ラーメン無料券やお米などが選択できる仕組みとなっていますので、実際に店舗で利用できることから、優待の価値を実感しやすい銘柄です。外食価格の上昇が続くなか、家族や友人と食事を楽しめる優待は魅力を感じる人も多いでしょう。

◆日本スキー場開発<6040>

日本スキー場開発<6040>は、長野県や群馬県などを中心に複数のスキー場を展開しています。株主優待では、1月と7月で内容が少し異なりますが、リフト券割引や施設利用優待などが提供されています。スキーやスノーボードを趣味にしている人にとっては、非常に分かりやすい優待内容です。近年はインバウンド需要の回復もあり、長野県のスキー場を中心に国内観光関連業界に対する注目度も高まっています。

※株主優待に関する情報は、記事執筆時点のものになります。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。

※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告なく変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、ご自身の責任でお願いします。

文:田代 昌之(金融文筆家)

新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。

文=田代 昌之(金融文筆家)