(左から)阪神の百﨑蒼生、藤川球児監督、立石正広【写真:産経新聞社】

 

 ドラフト1位で鳴り物入り入団を果たした黄金ルーキーは、すでに一軍で存在感を発揮。5年後には虎の主軸として打線を牽引しているかもしれない。[1/6ページ]

 

 

 

注目の黄金ルーキー

立石正広

[caption id="attachment_267580" align="alignnone" width="1200"] 阪神タイガースの立石正広【写真:産経新聞社】[/caption]

 

・投打:右投右打

・年齢:22歳

・経歴:高川学園高 - 創価大

・ドラフト:2025年ドラフト1位(阪神)

 

 

 

 すでに一軍デビューを果たし、強烈な印象を残している立石正広。今後の成長が楽しみな1人である。

 

 創価大に入学後、2年春に打率.500、5本塁打、14打点の成績で三冠王を獲得。また、3年時には大学日本代表の主軸としてプレーし、国際大会の優勝に貢献するなど、世代屈指のスラッガーとして名を馳せた。

 

 ドラフト上位指名候補と目された中、3球団が立石を1位指名。競合の末、阪神タイガースへの入団が決まった。

 

 

 

 プロ入り後は新人合同自主トレ中に肉離れを発症。ただ、復帰後はファームでプロ初本塁打となるグランドスラムを放ち、ファンを騒然とさせた。

 

 その後も怪我に悩まされていたが、5月19日の中日ドラゴンズ戦で待望の一軍デビュー。5月24日の読売ジャイアンツ戦では、一軍でのプロ初アーチを飾った。

 

 5年後、立石はどのような進化を遂げているのか。今後の活躍から目が離せない。

 

[caption id="attachment_267584" align="alignnone" width="1200"] (左から)阪神の百﨑蒼生、藤川球児監督、立石正広【写真:産経新聞社】[/caption]

 

 高校通算39本塁打を誇る若きスラッガーは、着実に成長曲線を描いている途中。5年後には内野のレギュラー争いを制している可能性を秘めている。[2/6ページ]

 

 

 

覚醒期待の若虎

百﨑蒼生

[caption id="attachment_267582" align="alignnone" width="1200"] 阪神タイガースの百﨑蒼生【写真:産経新聞社】[/caption]

 

・投打:右投右打

・年齢:20歳

・経歴:東海大熊本星翔高

・ドラフト:2023年ドラフト4位(阪神)

・昨季ファーム成績:79試合出場、打率.294、1本塁打、21打点、3盗塁

 

 

 

 プロ3年目の今季、ついに一軍合流を果たした百﨑蒼生。彼も5年後には正レギュラーとなっている可能性がある存在だ。

 

 百﨑は東海大相模高(神奈川)に入学するも、1年冬に中退。その後、東海大熊本星翔高(熊本)に編入した。1年間の公式戦出場停止期間を経て、3年夏に甲子園出場。高校通算39本塁打のパンチ力で注目を集めた。

 

 プロ1年目は春先に右肩痛もあって出遅れ、復帰後も打撃では苦しんだ。同年のファーム成績は打率.185と、プロの壁にぶつかった。

 

 

 

 それでも、昨季は目覚ましい飛躍を遂げ、フレッシュオールスターゲームに選出された百﨑。最終的にファームで79試合に出場し、打率.294と成績を劇的に向上させた。

 

 迎えた2026年シーズン、ファームで自己最多を更新する3本塁打をマーク。6月3日にはプロ入り初の一軍合流となり、勢いに乗りたいところだ。

 

[caption id="attachment_267584" align="alignnone" width="1200"] (左から)阪神の百﨑蒼生、藤川球児監督、立石正広【写真:産経新聞社】[/caption]

 

 “打てる捕手”として期待を集める注目株。今季3月に支配下昇格後し、将来的には正捕手候補の筆頭格となりそうだ。[3/6ページ]

 

 

 

打てる捕手”の有力候補

嶋村麟士朗

[caption id="attachment_267581" align="alignnone" width="1200"] 阪神タイガースの嶋村麟士朗【写真:産経新聞社】[/caption]

 

・投打:右投左打

・年齢:22歳

・経歴:高知商 - 四国・高知

・ドラフト:2024年育成選手ドラフト2位(阪神)

・昨季ファーム成績:58試合出場、打率.266、1本塁打、22打点

 

 

 

 次世代を担う若手の台頭が注目される中、打てる捕手の筆頭候補として存在感を高めているのが、育成出身の嶋村麟士朗である。

 

 嶋村は高知商(高知)を卒業後、福井工大に入学するも中退し、独立リーグの高知ファイティングドッグスに入団。2024年のリーグ戦では打率.350と圧倒的な成績を残し、2年連続でベストナインに輝いた。

 

 卓越した打撃センスが評価され、阪神タイガースから育成2位指名を受けた嶋村。昨季はファームで打率.266の成績を残し、藤川球児監督からも期待されていた。

 

 

 

 プロ2年目を迎えた今季はオープン戦から打ちまくり、打率は一時5割超え。バッティングでアピールに成功し、今季開幕前の3月に支配下契約を勝ち取った。

 

 一軍ではスタメンではなくとも試合に出場し続け、5月12日の東京ヤクルトスワローズ戦でプロ初アーチを記録。大器の片鱗を見せつけた。

 

 梅野隆太郎や坂本誠志郎に次ぐ存在として、正捕手への道を一歩ずつ歩み始めている。

 

[caption id="attachment_267584" align="alignnone" width="1200"] (左から)阪神の百﨑蒼生、藤川球児監督、立石正広【写真:産経新聞社】[/caption]

 

 高い打撃センスを武器にファームで結果を残し続ける若虎。経験を積み重ねた先には、外野のレギュラー定着が見えてくる。[4/6ページ]

 

 

 

打撃センス光る若手外野手

井坪陽生

[caption id="attachment_267583" align="alignnone" width="1200"] 阪神タイガースの井坪陽生【写真:産経新聞社】[/caption]

 

・投打:右投右打

・年齢:21歳

・経歴:関東第一高

・ドラフト:2022年ドラフト3位(阪神)

・昨季一軍成績:6試合出場、打率.167、0本塁打、0打点

 

 

 

 ファームで着実な結果を残している井坪陽生。あとは一軍で結果を出せるかどうかだ。

 

 関東第一高(東京)では甲子園に縁がなかったが、高校通算32本塁打をマーク。その後、ドラフト3位で阪神タイガースから指名を受けた。

 

 高卒1年目からファームで非凡な打撃センスを発揮し、一時は首位打者に躍り出る活躍を見せた。しかし、後半戦に失速し、最終的に打率.248の成績に終わった。

 

 

 

 翌2024年は二軍で105試合に出場すると、打率.275をマーク。さらに昨季は打撃の確実性を高め、二軍で打率.285の成績を残し、一軍でのプロ初ヒットを記録した。

 

 プロ4年目の今季は、ここまで一軍でのヒットがない。しかし、ファームでは打率3割台に乗せるなど、さらなる飛躍を遂げている。

 

 5年後にはレギュラーとして、主力の一角を担っている可能性は十分にある。

 

[caption id="attachment_267584" align="alignnone" width="1200"] (左から)阪神の百﨑蒼生、藤川球児監督、立石正広【写真:産経新聞社】[/caption]

 

 甲子園優勝を経験した次世代ショート候補は、課題と向き合いながら着実に前進中。5年後には内野の中心選手へ成長しているかもしれない。[5/6ページ]

 

 

 

次世代ショートの有望株

山田脩也

[caption id="attachment_267579" align="alignnone" width="1200"] 阪神タイガースの山田脩也【写真:産経新聞社】[/caption]

 

・投打:右投右打

・年齢:20歳

・経歴:仙台育英高

・ドラフト:2023年ドラフト3位(阪神)

・昨季ファーム成績:100試合出場、打率.198、3本塁打、36打点、8盗塁

 

 

 

 今季でプロ3年目を迎え、着実な成長を遂げている山田脩也。5年後の正レギュラー候補の1人と言えるだろう。

 

 宮城の名門・仙台育英高で早くからレギュラーを獲得。2年夏には甲子園で躍動を見せ、東北勢初の全国制覇に大きく貢献し、翌年夏は甲子園準優勝を果たした。

 

 日本代表としてU-18ワールドカップにも出場し、優勝を経験。阪神タイガースからドラフト3位指名を受けて入団した山田は、プロ1年目からファームで100試合以上に出場した。

 

 

 

 しかし、プロ2年目の昨季も100試合に出場したが、打率.198と苦戦。また、エラーも21を記録するなど、打撃・守備の両面でさらなるレベルアップが求められていた。

 

 今季もここまで一軍デビューは果たせていないが、ファームで打率は2割台をキープ。プロ3年目を迎え、徐々に確実性が高まっている。

 

 課題は多いが、将来が楽しみな選手と言えるだろう。

 

[caption id="attachment_267584" align="alignnone" width="1200"] (左から)阪神の百﨑蒼生、藤川球児監督、立石正広【写真:産経新聞社】[/caption]

 

 ルーキーながら開幕一軍入りを果たした外野手は、将来性豊かな有望株。課題を克服できれば、数年後にはレギュラー争いの主役になっていても不思議ではない。[6/6ページ]

 

 

 

ルーキーで開幕一軍入り

岡城快生

[caption id="attachment_264455" align="alignnone" width="1200"] 阪神タイガースの岡城快生【写真:産経新聞社】[/caption]

 

・投打:右投右打

・年齢:22歳

・経歴:岡山一宮高 - 筑波大

・ドラフト:2025年ドラフト3位(阪神)

 

 

 

 ルーキーイヤーの今季、すでに一軍の舞台を経験した岡城快生。5年以内には正レギュラーに名乗りを上げたい1人だ。

 

 岡山一宮高(岡山)から筑波大に進学。3年秋には打率.405を記録して自身初のベストナインを獲得するなど、大学球界で注目される存在になっていた。

 

 大学日本代表候補の合宿にも招集され、高い評価を得ていた岡城は、ドラフト3位で阪神タイガースに入団。オープン戦で打率.429(14打数6安打)と好成績を収め、開幕一軍メンバーに選ばれた。

 

 

 

 その後はファームでの調整を挟み、4月下旬から出場機会を獲得。4月30日のヤクルト戦でプロ初の猛打賞を記録するなど、将来への希望を抱かせた。

 

 ただ、勢いは長く続かず、一軍と二軍を行ったり来たりの状況。中でも三振率が高く、克服すべき課題となっている。

 

 外野陣は近本光司や森下翔太らが牽引しているが、世代交代の波が訪れた際、レギュラー奪取のチャンスを掴みたいところだ。

 

 

【了】