マイナビが運営する「マイナビ メディカルサポネット」は6月1日、「看護師白書2026年版」の結果を発表した。調査は2026年2月19日~3月16日、看護師406名を対象にインターネットで行われた。
仕事に満足している看護師は37.0%
看護師に現在の仕事・職場への満足度について聞いたところ、「満足している(「そう思う」+「まあそう思う」)」が37.0%となった。年代別でみると、他世代に比べて20代(41.3%)の満足度が最も高く、仕事をポジティブにとらえている傾向がみられた。
また、現在の職場の人間関係がよいと答えた割合は56.3%(「そう思う」+「まあそう思う」)となり、半数以上が肯定的に感じている様子がうかがえる。年代別では、30代が60.6%と最も多く、次いで20代(56.3%)となった。
66.8%が「仕事に見合う給与ではない」と回答
現在の給与と、組織に対する自身の仕事の貢献が見合っているかを聞くと、66.8%が「そう思わない(「あまりそう思わない」+「そう思わない」)」と回答した。年代別では、20代(70.0%)が最多だった。現在の給与が自身の仕事や責任に見合ってないと回答した人に、自分の仕事や責任に見合う給与を聞くと、「今より30%以上多い金額」が36.5%で最多となった。「20%以上多い(27.3%)」「10%以上多い(23.7%)」を合せると、8割以上の看護師が"現在より一定以上の増額"を適正水準と捉えていることがわかる。
看護師の67.0%が「経済的なゆとりがない」
現在の「ゆとり」について聞いたところ、「経済的なゆとりがない」が67.0%(「あまりゆとりがない」+「全くゆとりがない」)、「時間的なゆとりがない」が52.0%、「精神・心理面のゆとりがない」が57.6%、「体力・健康面のゆとりがない」が53.6%となり、特に経済面での余裕のなさが際立つ結果となった。
また、将来の不安を聞いたところ、「十分な収入を得られるか不安を感じる」が64.6%(「とても感じる」+「やや感じる」)と最も多く、次いで勤務する病院・施設の業績や自身のキャリアに関する不安が続いた。現在の経済的な不安感の高さとあわせて、収入面における将来への不安も大きいことがうかがえる。
業界全体の将来の給与改善「期待できない」86.1%
給与に対する期待感を聞いたところ、「所属する組織の給与水準向上に期待できない」が85.8%(「あまり向上が期待できない」+「向上が期待できない」)、「今後の看護業界全体の給与水準向上に期待できない」が86.1%となった。現状のゆとりのなさに加え、将来の賃金に対する期待の薄さがうかがえ、先行きの見通しを描きにくい状況にある可能性が考えられる。






